老後の医療費自己負担は、70代でいったん下がりますが、全体としては、負担が大きくなります。

グラフは年代別の年間入院費用(自己負担分)です。厚生労働省『医療保険に関する基礎資料』(平成27年)をもとに作成しました。

年代別の入院費用の変化のグラフ

全体としては、年齢が上がるにつれて、費用負担は大きくなっています。

70代でいったん下がるのは、70歳と75歳で、健康保険など公的医療制度で自己負担の割合が下がるからでしょう。
下がると言っても、60代前半と同じくらいです。油断できるほど下がるわけではありません。

2015年の日本人の平均寿命は・・・

女性の平均寿命 87.05歳
男性の平均寿命 80.79歳

ということなので、入院費用の負担増は気になります。

健康保険などの公的医療保険は、高齢になるほど二重に手厚くなります。治療1回あたりの負担は軽くなります。

健康保険など公的医療保険のおかげで、高齢になるほど通院費用も入院費用も、自己負担は軽くなります。

通院費用は、3割負担から1割負担へ

一般の通院や短期の入院のときに、医療機関の窓口で支払う医療費用の自己負担は、下表のようになります。


(小学校入学前)
2割負担

(~69歳)
3割負担

(70~74歳)
2割負担
(高額所得者は3割)

(75歳~)
1割負担
(高額所得者は3割)

高額療養費の自己負担も軽減

入院などで治療費が高額になったとき、頼りになるのが高額療養費制度です。この自己負担も、老後になるほど軽減されます。

たとえば、平均的な所得であれば、1ヵ月あたりの負担限度額は、図のように70歳以降軽減されます。

高額療養費は老後に負担が軽くなる
それでも、冒頭のグラフによると、全体としては、医療費負担は増加するのですね・・・

高齢になると、入院の危険性が高くなり、しかも長引きがちになります。

高齢になって、入用費の自己負担の割合や限度は低くなります。それでも、自己負担額そのものが増えるのは、入院する機会が増えて、しかも入院期間が長引きがちになるからです。

高齢になるほど、入院の危険度は飛躍的に高まる

グラフは、1年間に入院した人が、同じ年代(5歳刻み)の中で何%いたかを表しています。厚生労働省『患者調査』(平成26年)をもとに、このサイトで作成しました。

年代別、入院する確率のグラフ

想像通りというか、高齢になるほど、入院する危険度は飛躍的に高まっています。

高齢になるほど、入院日数は長引きやすくなる

こちらのグラフは、年代(5歳刻み)ごとの、入院1回あたりの入院日数を表しています。

年代別、入院日数のグラフ

細かく見ると、増えたり減ったりしていますが、全体としては、明らかに増加しています。

このように、高齢になるほど、入院する危険性と入院が長くなる危険性が高くなります。
健康保険など公的医療保険による援助は手厚くなっても、治療のためにわたしたちが負担する金額は、着実に増えてしまいます。

医療保険の検討には、専門家の知識・知恵・情報を活用しましょう。

老後の医療にかかる出費が増えることに、不安をお持ちなら、医療保険をご検討下さい。
そして、ご検討にあたっては、専門家の活用をお勧めします。

医療保険で、どのくらいの保障を準備すれば良いか、ということを検討するときに、いろいろな知識や判断が必要になります。健康保険などの公的医療保険、老後の生活資金(老齢年金、預貯金など)、治療の実際と費用などなど。

ご検討にあたって、これらのポイントでまちがってしまうと、取り返しがつきません。医療保険とは、長い付き合いになります。
専門家の知識・知恵・情報を活用して、確実な数字を把握しておきたいです。

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統計データや保険の商品内容については、慎重に扱っていますが、古くなっていたり、誤りがあるかもしれません。保険の専門家に相談した上で、最終的に判断を下してください。

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