現在販売されている、あるいは最近まで販売されていた保険商品うち、ここで名前をあげているものは、お勧めできません!

お勧めの商品の名前をあげるのは難しいです。
なぜかと言うと、人によって、年齢、性別、置かれている状況、不安などが異なるからです。

逆に、お勧めできない商品は、選びやすいです。商品自体に、思慮不足、ウソ、時代遅れなどがあるからです。

というわけで、現在販売されている、あるいは最近まで販売されていた保険商品の中から、お勧めできないものをご案内します。

なお、このページでは、死亡保険中心にご案内します。
医療保険、がん保険は、以下をクリック(タップ)してください。

お勧めできない死亡保険を、現在販売されているもの、最近まで販売されていたものから、ピックアップしました。

死亡保険というのは、定期保険、終身保険、収入保障保険、総合保障型保険商品などです。

なお、「アカウント型」のイメージが悪いせいか、パンフレットやホームページで「アカウント」という言葉を使っている商品は、ほとんどありません。
しかし、実質的にアカウント型保険である商品は、まだまだたくさんあります。

保険会社・商品名 コメント
日本生命
みらいのカタチシリーズ
組み合わせ型保険。セット販売が前提の保険商品。
明治安田生命
ベストスタイルシリーズ
組み合わせ型保険。セット販売が前提の保険商品。
明治安田生命
祝金付シニアプラン
異なる保険を、標準でセット販売。
明治安田生命
ハッピーバルーン
異なる保険を、標準でセット販売。
第一生命
ブライトWayシリーズ
終身保険と名づけているけれど、実質的には定期付終身保険。
第一生命
Skipシリーズ
異なる保険を、標準でセット販売。
住友生命
Wステージシリーズ
異なる保険を、標準でセット販売。
住友生命
ライブワン
アカウント型保険。
住友生命
記念日宣言
異なる保険を、標準でセット販売。
朝日生命
保険王プラス
アカウント型保険。
朝日生命
やさしさプラス
アカウント型保険。
朝日生命
かなえるプラス
異なる保険を、標準でセット販売。
朝日生命
ハハの幸せ コの幸せ
異なる保険を、標準でセット販売。
三井生命
大樹セレクト
アカウント型保険。
三井生命
おまかせください
異なる保険を、標準でセット販売。
太陽生命
保険組曲BEST
組み合わせ型保険。セット販売が前提。
かんぽ生命
新ながいきくんシリーズ
実質的には定期付終身保険。
かんぽ生命
特別養老保険
異なる保険を、標準でセット販売。
JA共済
終身共済
実質的には定期付終身保険。

要するに、国内の伝統的な生保には注意が必要

上の表をご覧いただくと、国内の伝統的な生保ばかりです。ここまでそろってしまうと、何か裏があると、カングリたくなります。

実際、裏はあります。ただし、それを詳しく説明し始めると、ややこしいことになります。たぶん、わたしの文章力では、余計にややこしくしてしまいそうです。

そこで、以下の4点を指摘するにとどめます。

  • すでに自社と契約している人の保険を、転換(下取り)するためには、総合保障タイプの保険商品が必要だから。
  • 加入したけれど、使わなかった保険が増えるほど、保険会社はもうかる。
  • 個々の保険の保険料の高さがばれないように、わざとわかりにくくしている。
  • 保険料が高いのは仕方が無いと思えるように、過剰に豪華にしている。

保障がセットになった保険商品は、一見して便利そうです。でも、後悔につながりそうなリスクがいろいろあります。

生命保険には、終身保険、定期保険、収入保障保険、養老保険、医療保険、個人年金保険などの種類があります。

セット保険

これらの保険は、それぞれ単体の商品として販売されています。その一方で、これらのいくつかを組み合わせたセット商品も販売されています。

必要な保険がひとまとまりにパッケージされている、というのは便利に思えるかもしれません。しかし、落とし穴があります。

いろんな保険がセットになった保険商品の危険性

複数の保険がセットになった商品は、便利なようで、問題をいくつも抱えています。
よくある問題を上げると・・・

  • ひとつひとつの保険の保険料を比較して、最善の保険を選べない。
  • 不要な保険が組み込まれていることが多く、そのことに気がつきにくい。
  • 終身型と更新型が混在しており、更新のたびに、高くなる保険料に悩まされることになる。
  • 主契約がある保険だと、加入後に、一部を残して、残りを解約することができない。
  • 主契約がある保険だと、主契約が消滅すると、残りも全部消滅してしまう。

では、保険のセット商品を見つけるヒントを、いくつか上げます。

定期付終身保険アカウント型保険は、セット保険の代表

一昔前は、ほとんどの生命保険会社が、定期付終身保険を主力商品に据えていました。今でも、そうしている保険会社は、複数あります(第一生命の『ブライトWay』など)。
その仕組みを簡単に表すと、図のようなイメージになります。

定期付き終身保険の模式図

現在でも、定期付終身保険を継続している方は大勢いらっしゃいます。

アカウント型保険は、加入者をだまし、からめとるための悪質な保険です。当時の明治生命が開発し、多くの生命保険会社がそれに続きました。
もちろん、保険の専門家らの評判は悪く、雑誌等の保険特集記事では、決まって否定的な評価を受けています。

アカウント型保険の模式図

2014年には、開発した明治安田生命が、主力商品を、アカウント型保険とは別のタイプの保険に切り替えました。しかし、今でもいくつかの保険会社は、アカウント型保険を販売しています。

組み合わせ型保険も、新しいタイプのセット商品

最近、国内大手を中心に、組み合わせ型保険を目にする機会が増えました。
上で名前を出した明治安田生命の新しい主力商品『ベストスタイル』も、このタイプです。他に、日本生命『みらいのカタチ』、太陽生命『保険組曲Best』などがあります。

たとえば、日本生命『みらいのカタチ』の売り文句は、「自在に組み合わせできる新しさ」とか「自由に選べる12種類の保険」となっています。あたかも、12種類の保険をバラ売りしているようなイメージを打ち出しています。

しかし、実際には、かなりの制約が設けられています。保険料の最低価格が設定されていたり、保障内容を見直すときに、できないことがたくさんあったり。
見せ方が変わっただけで、本質は定期付終身保険に近いです。というか、見た目でごまかそうとしている分、タチが悪いと言えるかも。

『総合保障~』『○○保険付□□保険』という言葉や、長方形が並んだ図は危険

『総合保障~』『○○保険付□□保険』という言葉が、商品説明の中にあったら、危険です。

このタイプは、保険商品の仕組み図にも、わかりやすい特徴があります。たとえば、下のようになっています。

このように、仕組み図の中に、横長の長方形が何本も並んでいたら、危険です。

図は、住友生命Wステージ きちんと未来』です(同社のホームページから引用しました)。
これでも、長方形の数は少ない方です。

別々の商品だけど、セット販売が前提なのも、避けたい

品ぞろえは単品だけど、セットでの加入が前提であるかのように販売しているところも、あります。

図は、JA共済の『終身共済』のモデルパターンの引用です。
図の上半分は、特約まみれで、本体の部分(終身保険)が判別できなくなった『終身共済』の図です。その下に描かれているのは、別商品の『医療共済』です。

モデルパターンなので、こういう組み合わせがあっても良さそうです。しかし、この図は、いくつかあるモデルパターンの一つ、というわけではありません。
JA共済のホームページを見ても、リーフレットを見ても、商品説明のために掲載されている図は、これだけ。

最近では、ここまで露骨なのは、生命保険会社では見かけなくなりました。

これで、掛け金は国内大手生保並の高さですから、すごく商売熱心です。


 関連するページ

 ご注意

統計データや保険の商品内容については、慎重に扱っていますが、古くなっていたり、誤りがあるかもしれません。保険の専門家に相談した上で、最終的に判断を下してください。

  • FP(ファイナンシャル・プランナー)は、保険を含む、資産・家計・税務知識の公的資格保有者。
  • 保険商品知識中心の保険外交員、保険ショップ店員とは一味違います。
  • そんなFPが、相談だけなら無料で、コンサルティング(保険に加入する義務なし)。
  • 自宅など、指定の場所に駆けつけてくれます。