実際に保険料を比較してみると・・・

死亡保険の2大基本型である終身保険、定期保険、そして医療保険で保険料を比較してみました。

終身保険。同じような保障で、月に5,000円の差。

以下の条件で試算しました(2016年12月)。

  • 男性 30歳
  • 1,000万円の終身保険
  • 60歳までの月払い

試算の結果が下表です。上3つ(赤字)が国内の伝統的生保。下2つ(青字)がカタカナ生保・損保系生保です。

保険会社・商品 月々の保険料
日本生命
『みらいのカタチ 終身保険』
24,230円
明治安田生命
『終身保険パイオニアE』
22,950円
住友生命
『終身保険』
23,630円
メットライフ生命
『つづけトク終身』
18,580円
損保ジャパン日本興亜ひまわり生命
『無配当終身保険』
18,980円

定期保険。同じような保障で、1.3~1.7倍の差。

以下の条件で試算しました(2016年12月)。

  • 男性 30歳
  • 3,000万円の死亡保障
  • 10年満期
  • 月払い

試算の結果が下表です。
国内の伝統的生保の代表として、終身保険で最も保険料が安かった明治安田生命を選びました(赤字)。下2つ(青字)がカタカナ生保・損保系生保です。

保険会社・商品 月々の保険料
明治安田生命
『個人定期保険』
8,010円
メットライフ生命
『スーパー割引定期保険』
5,940円
(2,820円)
損保ジャパン日本興亜ひまわり生命
『無配当定期保険』
4,650円
(3,750円)

下の2社には、喫煙の有無や健康状態による割引制度があります。( )の金額は、割引が適用されたときの保険料です。

医療保険。同じような保障で、2.5~3.3倍の差。

以下の条件で試算しました(2016年12月)。

  • 男性 30歳
  • 入院日額10,000円 終身保障
  • 60歳までの月払い

試算の結果が下表です。
上2つ(赤字)が国内の伝統的生保、下2つ(青字)がカタカナ生保・損保系生保です。

保険会社・商品 月々の保険料
日本生命
『みらいのカタチ 総合医療保険』
15,440円
住友生命
『ドクターGO』
11,971円
東京海上日動あんしん生命
『メディカルKit(先進医療付加)』
4,698円
損保ジャパン日本興亜ひまわり生命
『健康のお守り』
4,686円

入院日額10,000円はどう条件ですが、それ以外のところで会社ごとに保障内容に差はあります。それを考えに入れても、驚きの価格差です。2倍、3倍の違いがあります。

国内の伝統的生保の保険料が高い理由

国内の伝統的生保の保険料が高いことには、はっきりとした理由があります。

全国規模の営業職員による販売体制は、経費がかかる

国内の伝統的生保は、巨大な販売体制を自社でまる抱えしています。たとえば・・・

  • 日本生命(平成25年3月末)・・・
        営業拠点1,570、従業員数70,004名
  • 明治安田生命(平成25年9月末)・・・
        営業拠点966、従業員数37,834名
  • 第一生命(平成25年9月末)・・・
        営業拠点1,259、従業員数57,093名
  • 住友生命(平成25年3月末)・・・
        営業拠点1,516、従業員数42,098名

というように。
それだけ経費がかかります。

利率が高かった時代の保険契約がまだまだ残っている

生命保険の保険料は、「このくらいの利回りで運用できるだろう」という予想の利回りをもとに決められています。この予想の利回りは、時代が変わっても原則的に変更されません。

日本が好景気だった時代に販売された保険商品は、予想の利回りが高く設定されていました。生命保険は、契約期間が長いために、こうした古い契約が現在も継続しています。
そのことが、生命保険会社の経費を圧迫しています。

国内の伝統的生保に加入していて、今後、更新が1回以上ある人は、カタカナ系生保・損保系生保への乗換えを検討すべきです!

すでに国内の伝統的生保に加入していても、そのすべての人が、カタカナ系生保・損保系生保へ移行した方がおトク、とは限りません。

上でご覧いただいたとおり、同じ条件で見積もりをしたら、カタカナ系生保・損保系生保の方が確実に、しかも大幅に安くなります。
しかし、割高な国内の伝統的生保の商品であっても、何十年も前に加入していたら、保険料はそれなりに安いはず。今の年齢で、カタカナ系生保・損保系生保の商品の見積もりをしても、若い頃の保険料より安くなるとは限りません。

というわけで、国内の伝統的生保に加入してから、長い年数が経過しているときは、そのまま続けるのがトクか、他社に乗り換えるのがトクか、見積もりをして金額を見比べないと、結論が出ません。

国内の伝統的生保に加入していて、今後、更新が1回以上ある人は、カタカナ系生保・損保系生保へ乗換えると、少なくとも更新後の保険料と、生涯に払い込む保険料総額の2つを、大幅におさえることができます。

以下の関連ページを、ご参考にどうぞ。


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