FWD富士生命の収入保障保険『FWD収入保障』の特徴と、メリット・デメリットをご案内します。

FWD富士生命は、国産の生命保険会社として誕生しましたが、やがて米国AIGグループの傘下になり、その後アジアで事業展開するFWDグループに吸収されました。

社名がFWD富士生命になってからは、パンフレットがこんな感じになって、驚きました。

しかし、商品のコンセプトは、AIG富士生命時代から引き継がれています。

日本人にとって、違和感のない保障内容です。

そんなFWD富士生命の収入保障保険『FWD収入保障』をご案内します。

なお、収入保障保険の仕組みなどを知りたい方は、収入保障保険の選び方をご覧ください。

『FWD収入保障』を、競合商品と比べたときの特徴

他社の収入保障保険と比べたときの、『FWD収入保障』の特徴をまとめると、以下のとおりです。

  • 保障 
    シンプルな保障内容。就労不能時の保障は弱い。
  • 保険料 
    四段階の保険料率。割安感は高い。
  • 他社に無い強み 
    配偶者同時災害死亡時割増特則。

こうした特徴を、競合商品と比べたときのメリット・デメリットという視点で、整理します。

メリット

『FWD収入保障』のメリットを整理すると、以下のようになります。

  • 保険料の価格設定は、割安感が高い。
  • 他社に例のない配偶者同時災害死亡時割増特則。

以下で補足説明します。

保険料の設定は、割安感高し

前進のAIG富士生命時代は、基本事項に特化したシンプルな保障内容と、割安な料金設定が特徴でした。

これらは、FWD富士生命となっても、受け継がれているようです。

『FWD収入保障』の割安感を確認するために、メディケア生命『メディフィット収入保障』と保険料を比較しました。

『メディフィット収入保障』は、知名度は高くないと思いますが、保険料の価格設定が割安な商品の一つです。

ちなみに、販売しているメディケア生命は、住友生命の100%系列です。

保険期間65歳まで、年金10万円(保証期間5年)の見積もり条件で、それぞれの年齢の男性が加入したときの、保険料月額です。

保険料は、喫煙者標準体(割引なし)と非喫煙者優良体(割引率最高)の価格です。( )内が非喫煙者優良体です。

加入年齢 FWD富士生命 メディケア生命
30歳 4,185円(2,136円) 3,882円(2,407円)
40歳 5,163円(2,328円) 4,623円(2,905円)
50歳 5,870円(2,726円) 5,899円(3,445円)

カッコ内の非喫煙者優良体の保険料は、すべてFWD富士生命の方が安くなりました。

割引のない喫煙者標準体の保険料は、メディケア生命優勢ですが、50歳に限っては、FWD富士生命の方が安くなりました。

『FWD収入保障』の保険料率は4段階に分かれており、どれに当てはまるかで、割安感に差が出るかもしれません。

とは言え、商品全体で言うと、

FWD富士生命『FWD収入保障』の保険料は、かなり割安に設定されています。

他社に例のない配偶者同時災害死亡時割増特則

この特則を付けると、同一の不慮の事故でご夫婦が2人とも死亡した場合に、年金額が倍増します(災害割増遺族年金)。

驚くことに、この特則を付けても、保険料は上がりません。

仕事や趣味などで、夫婦で交通機関を利用することが多い世帯には、役に立ちそうな特則です。

デメリット

『FWD収入保障』は、基本を押さえたシンプルな保障内容なので、大きな欠点は見受けられません。

ただし、競合他社と比べると、以下の点が弱いです。

  • 就労不能時の保障が最低限度で、他社に見劣りする。

収入保障保険の本体は、死亡保障です。現時点で、この本体部分は、各社の商品ごとの差が小さくなっています。

保険各社の競争は、プラスαの機能(=働けなくなったときの収入保障)で激しくなっています。

ところが、FWD富士生命は、それには参戦しないで、シンプル&低価格路線を堅持しています。

『FWD収入保障』に、《生活支援特則》を付けると、障害年金介護年金を受け取る権利が加わります。

いずれも、生きて受け取ることのできる年金です。ただし、法律上の身体障害者または要介護状態になったとき、つまりけっこう重い状態にならないと年金は出ません。

たとえば、若くして三大疾病(がん、心疾患、脳血管疾患)と診断され、治療のために収入が減る事態になっても、『FWD収入保障』からは1円も出ません。

しかし、

働けないときの収入保障が気になる人にとって、『FWD収入保障』は選択肢に入りません。

おすすめ度 ■■■■■

FWD富士生命『FWD収入保障』のおすすめ度は、5点満点で3点です。

上で説明したように、幅広く消費者のニーズに応えられる商品ではありません。

しかし、保険商品としての狙いは明確なので、商品性とニーズが合致すれば、有力な選択肢になります。

特に、

必要最低限の死亡保障が欲しくて、健康状態に自信がある人には、魅力的です。

結婚して間もない20〜30代で、最低限の保障を安い保険料で確保したい、みたいな。

ただし、アジアに基盤を置くFWDグループの動向は、未知数です。

具体的な懸念があるわけではありませんが、収入保障保険は60歳とか65歳くらいまで続ける保険です。

保険会社そのものに安心できるかも、大切なポイントです。

なお、『FWD収入保障』と比較して欲しい競合商品は、以下をご覧ください。

FWD富士生命『FWD収入保障』の商品内容について、詳しく説明します。

ここまでの説明は、競合他社と比較するときに、頭に置いていただきたい点に絞っていました。

ここからは、この収入保障保険について、より踏み込んでご案内します。

年齢条件、保険料払込の取扱

加入できる年齢、保障を受けられる年齢、保険料払込の取り扱いは、以下のとおりです。

加入できる年齢

20歳~70歳

保障を受けられる年齢

満期(保障が終わる時期)は50〜80歳の間で、保険期間が10年以上あること。

保険料払込期間

全期払(保険期間中、均等に払い込む)。

保険料払込方法

払込回数は月払半年払年払のいずれか。

払込経路は口座振替クレジットカード支払団体扱から選べます。

保障内容

主契約(保険の本体)、付加できる特約に分けてご案内します。

主契約

『FWD収入保障』の主契約の概要を以下にまとめました。

  • 死亡したときに遺族年金、または所定の高度障害状態になったときに、高度障害年金が出る。
  • 不慮の事故で所定の身体障害状態になったら、以後の保険料の払込みは免除され、保障はそのまま継続する。
  • 年金支払期間が、最低支払保証期間より短いときは、支払保障期間が終わるまで年金が支払われる。
  • 最低支払保証期間は、2年、3年、5年、10年間のいずれか。
  • 配当金(保険会社の運用実績による、保険金の上乗せ)はない。
  • 解約返戻金はない。

特則・特約

配偶者同時災害死亡時割増特則

『FWD収入保障』に加入している人の配偶者が、同じ不慮の事故で亡くなったときに、保険金額が倍額になります。

この特則を付けても、保険料は変動しません。

生活支援特則

障害年金介護年金を受け取ることが可能になります。

障害年金は

所定の高度障害状態になるか、身体障害者福祉法の1〜4級の身体障害者手帳の交付を受けると、受給できます。

介護年金は

公的介護保険制度の要介護1以上と認定されたら、受給できます。

3大疾病保険料払込免除特約II

以下のいずれかに当てはまると、以後の保険料払込みが免除されます。

  • がんの診断が確定する。
  • 心疾患または脳血管疾患で、所定の手術を受けるか、継続して15日以上入院する。
リビング・ニーズ特約

余命が6ヶ月以内と診断されたら、年金の全部または一部を、受け取ることができます。

この特約を付けても、保険料は変動しません。

指定代理請求人特約

本来、年金を受け取ることのできる人が、請求ができない事情があるときに(病気や事故による意識不明など)、代理で請求できる人を、あらかじめ決める特約です。

請求手続きが簡単かつすみやかに運びます。

この特約は、保険料がかかりません。

保険料の割引制度

料金設定は、喫煙者標準体喫煙者優良体非喫煙者標準体非喫煙者優良体の4段階に分かれています。

保険料は、上で名前をあげた順に、安くなっていきます。

判定基準は、以下のとおりです。

  1. 過去1年以内に喫煙していない。
  2. 喫煙検査でのコチニン含有量が、所定の範囲内である。
  3. BMI値(肥満度)が18.0以上、27.0以下。
  4. 血圧は最高140mmHg未満かつ最低90mmHg未満。

1と2で、喫煙者か非喫煙者かが決まります。

2と3で、優良体か標準体かが判定されます。

なお、前提条件として、健康・身体の状態が、同社の引受基準をクリアしている必要があります。

甘くも厳しくもなく、標準的な判定基準です。

複数の保険商品の見積もりを比較するなら、保険の専門家を上手に活用しましょう。

収入保障保険を取り扱っているのは、大半がカタカナ生保・損保系生保です。

どんな生保会社があって、それぞれがどんな商品を扱っているのか、調べるだけでけっこう負担になります。

また、それぞれの商品の見積もりをして、保険料を比較するには、保険の知識や各社の商品知識が必要になります。とても、素人の手には負えません。

そこで、保険のプロの活用をオススメします。

保険のプロにはいろいろありますが、相談相手として選ぶべきは、上に名前をあげた保険商品を一通り取り扱っている保険のプロです。
そうでないと、ご自分の条件で、主要な保険商品を比較できなくなってしまいます。

では、どうすれば、そういう保険のプロに相談できるのでしょうか?
意外と簡単に、しかも無料でできてしまいます。詳しいことは

を、ご覧ください。

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