生命保険を選ぶ最善の方法
保険選びには、他の買い物とは異なる難しさがあります。どこから買うかによって、リスクは変化します。
無料で相談できる保険の専門家は、けっこうあります。
- 保険会社のセールスマン・セールスレディ。
- 銀行など金融機関の窓口。
- 全国チェーンの保険ショップ
- 独立系FP(ファイナンシャル・プランナー)
- 小規模な保険代理店
これらには一長一短があり、完ぺきなものはありませんが、お勧めしやすいのは保険ショップと独立系FPです。
保険選びは危険がいっぱい
他の買い物と比べて、保険選びは次のような特徴があります。
- 形がない商品なので比べにくい。
- 「もし・・・したら」という仮定がいくつもあるので、実感がわきにくい。
- 買う前に試用できない。
そのため、誤解しやすく、質の悪い営業マンにひっかかりやすいです。
保険を販売する人に最低限求めたい条件
保険選びをうまくやり遂げるには、おもだった商品を、条件をそろえて比較したいです。
そこで、少なくとも、次の2点をクリアできる人や店舗を通じて保険に入りたいです。
いくら親切で、知識がありそうに見えても、特定の商品しか販売しない人に、中立性・公平性を期待できません。
また、限られた商品しか販売しない人は、商品知識も狭くなりがちです。
保険ショップと独立系FPを勧める理由
保険を販売する人や組織の専門的な知識と取扱商品の多さを、下表に整理しました。
保険の販売者 | 専門的な知識 | 取扱商品の多さ |
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保険会社のセールス | ○ | × |
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金融機関の窓口 | × | ○ |
|
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全国チェーンの 保険ショップ |
○ | ◎ |
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独立系FP | ◎ | △~○ |
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小規模な保険代理店 | △ | △ |
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残念ながら、完璧なところはありません。
そんな中で、他より安全そうなのが、保険ショップと独立系FPの2つです。
お勧めする保険ショップ・チェーンと独立系FP紹介サービスはこちらです。
こんな人に向いている
保険ショップ、独立系FPとも、幅広くニーズに応えてくれますが、あえて言うと、それぞれ以下のような方々に向いています。
保険ショップ | 独立系FP |
---|---|
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期待できる保険ショップ・チェーン
取り扱える保険会社数の多さは、全国チェーンの保険ショップの魅力です。小規模な代理店とは一線を画しています。
これに質の高いサービスが加われば、言うことありません。その点で期待できそうなのが、保険見直し本舗です。

全国規模の保険ショップ・チェーンの多くは、店舗数を増やすことを重視し、当初からフランチャイズ加盟店を募集しがちです。そういうチェーンでは、フランチャイズ加盟店が放任されて、品質の格差が開きやすいです。
保険見直し本舗も、現時点ではフランチャイズ展開していますが、とても慎重です。
2001年の設立から全店直営方式を長く続けて、2019年になってようやくフランチャイズに乗り出しました。
それでも、フランチャイズ加盟店を急激に増やすのではなく、慎重に選定しているようです。会社の体質は、こういうところにあらわれると思います。
保険ショップでの相談に加えて、訪問相談、電話相談、オンライン相談もやっています。
FP紹介サービス
FP(ファイナンシャル・プランナー)は、家計全般についてアドバイスをおこなう職業です。
一般的には、国家資格のファイナンシャル・プランニング技能士か、民間資格のCFPまたはAFPに認定されている人を、FPと呼びます。
とくに保険に詳しいFPを紹介してくれるサービスが、いくつかあります。このうち、安心してお勧めできるのが、保険マンモスです。

この業界の歴史は20年に満たないですが、長続きしないものが多く、名前を聞かなくなったサービスは少なくありません。
そんな中、保険マンモスはもっとも早くスタートしたサービスの一つで、今なお安定しています。その事実こそが、お勧めする一番の根拠です。
無料で相談できますし、訪問相談のほか、オンライン相談にも対応しています。
納得できる保険相談をするために、意識していただきたいこと。
保険ショップの相談員やFP(ファイナンシャル・プランナー)の多くは、礼儀正しですし、特定の商品を押しつけることもありません。
とは言え、言いなりになるのは危険です。
相手は、販売手数料の大きな商品を売りたい
保険ショップにせよFPにせよ、販売の仕事にたずさわっているからには、できるだけもうけの大きな(=保険会社からの販売手数料が大きい)商品を売りたくなります。
それでも、他にもっと顧客のニーズにあった商品があれば、押し売りすることはありません。
だからこそ、「比較して選びたい」とはっきり希望しましょう。
なんとなくの候補商品を決めておく
保険ショップやFPに相談するにあたって、複数の商品を比較する流れにもっていくために、「気になっている商品」を2~3用意しておきましょう。
比較すること自体が目的なので、人気があるらしい商品などを、適当にピックアップしてください。商品内容を理解する必要はありません。それを相手に説明させるのが狙いですから。
複数商品の見積もりを作ってもらい、あとは、それらを見比べて不明点や疑問点を素直に質問しつつ、先方の提案内容を吟味してください。