入ってはいけない、アフラック

入ってはいけない、アフラック

アフラックの医療保険、がん保険は、数十年後に大きく劣化する恐れがあります。

アフラックの主力商品は医療保険、がん保険などです。

こういった医療系の保険は、もともと他のタイプの保険より劣化しやすいです。なぜかと言うと、医療技術が進歩するからです。医療技術がある程度進化したら、医療系の保険は時代遅れになってしまいます。

ただし、商品内容をくふうすれば、劣化のリスクを抑えることは可能です。しかし、あいにくとアフラックにそういう配慮は感じにくいです。

アフラックの医療保険、がん保険は、すでに劣化した実績があります。

医療技術が進化により、医療系の保険は劣化しやすい

日本人がもっともかかりやすい重病であるがんは、がん保険はもちろん、医療保険とも関わりが深いです。

そこで、がんを例に、医療系の保険が劣化しやすい理由を説明します。

通院での治療が大幅増

「患者調査」(厚生労働者が3年毎に実施している全国調査)をもとに、1996〜2020年の、人口10万人あたりの入院患者数と通院患者数の推移をグラフにしました。

入院 通院 107人 101人 144人 89人 1996 2002 2008 2014 2020

通院で治療する確率が大幅に高くなっています。ということは、通院保障が手薄な古い保険では、保障内容が不安です。

入院1回あたりの滞在日数が大幅減

1996〜2020年の、入院1回あたりの滞在日数の、全国平均の推移をグラフにしました。

46日 19.6日 1996 2002 2008 2014 2020

がんの1入院あたりの在院日数は、半減しています。古い保険は、短期入院や通院治療の保障が十分であるか、心配になります。

アフラックが過去に販売した商品も・・・

アフラックは1970年代から日本でがん保険、医療保険を販売していますが、下にリンクのページを見ていただくと、同社の旧商品が劣化して、見直しが必要な状況であることがわかります。

保険会社の考え方次第で、劣化しにくい医療保険、がん保険は実現可能です。

上のとおり、医療系の保険は、他の保険より劣化のリスクが大きいです。

とはいえ、劣化しやすさは給付金によって異なります。

年数の経過とともに変化するのは医療技術です。ということは、個々の治療法と密接な給付金ほど、劣化しやすいです。

そこで、がん保険によくある給付金を、劣化のリスクの大きさを基準に、3段階に分類しました。

経年劣化しやすい
  • ○○治療給付金
  • 支払条件に具体的な治療法が明記されている通院給付金
ゆっくり劣化する
  • 入院給付金
  • 支払条件に治療法が明記されてない通院給付金
  • 手術給付金
劣化しにくい
  • 診断給付金

表の「劣化しにくい給付金」「劣化がゆるやかな給付金」だけを主契約にしたがん保険なら、経年劣化のリスクは小さくなります。そして、そのような商品は存在しています。

では、アフラックの現行商品はどうなのでしょう?

現在のアフラックのがん保険や医療保険も、経年劣化のリスクが大きいです。

例として、アフラックのがん保険の内容をチェックしました。

主契約

主契約(=外せない給付金)の保障は下表のようになっています。リスクがあるのは赤文字の部分です。

診断給付金 がんまたは上皮内新生物と診断されたら、一時金が出る(1回切り)。
入院給付金 がんまたは上皮内新生物の治療のために入院したら、入院日数に応じて給付金が出る。
通院給付金

がんまたは上皮内新生物の治療のための、以下のいずれかの通院で、日数分の給付金が出る。

  • 「手術」「放射線治療」「抗がん剤治療」「ホルモン剤治療」のための通院。
  • 所定の期間内(診断確定日、またはがんの入院から退院した日、または「手術」「放射線治療」「抗がん剤治療」「ホルモン剤治療」のどれかを受けた日から365日以内)の通院。

ごらんのように、通院給付金の支払条件に具体的に治療法が列記されています。これらは現時点の治療法なので、数十年後には時代遅れになっているかもしれません。

特約

上と同じように、具体的な治療法に依存している特約を抜き出しました。

  • 特定診断給付金特約
  • 診断給付金複数回支払特約
  • 特定保険料払込免除特約
  • 手術・放射線治療特約
  • 抗がん剤・ホルモン剤治療特約
  • 女性がん特約
  • 緩和療養特約

詳細は省きますが、いずれも上の通院給付金と同じような支払条件が設定されています。

悪い特約は付けなければ問題ありません。

しかし、劣化しやすい特約がこれだけあるところに、アフラックの姿勢が表れています。

アフラックは、商品が経年劣化したら新商品を売り込めばいい、くらいの認識なのかもしれません・・・

保険のプロに相談するなら、中立性が高く、商品を比較できるところを選びましよう。

わかりにくい保険だからこそ、中立な立場で助言してくれるプロに相談したいです。

保険ショップか独立系FP

保険を販売する人たちを、中立性と商品知識の2つの角度から分類したのが下の図です。

商品知識 保険ショップ 独立系FP 銀行窓口 一般の保険代理店 保険会社の直営 店または営業

お勧めしたいのは、赤い文字の「保険ショップ」または「独立系FP」です。ここでの「保険ショップ」は、全国チェーンかそれに近い規模のものを指します。

保険ショップ
  • 取り扱う保険会社数がもっとも多く、中立性は高い。
  • 各社の商品についてよく知っているが、保険・家計の知識は店舗による。
独立系FP
  • 複数の保険会社の商品を取り扱うので、中立性はそこそこ高い。
  • 各社の商品についてよく知っており、保険・家計の知識もある。

担当の人が公正な人柄で、勉強熱心であっても、こちらに勧めてくるのは自分が販売できる商品です。結局はかたよってしまいます。

また、販売できない商品については、保障プラン設計や見積作成の機会がないので、商品知識が深まりません。

できるだけ多くの保険会社の商品を取り扱えるプロに相談するのが無難です。

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