三井住友海上あいおい生命『&LIFE 新医療保険Aプレミア』の保障内容

三井住友海上あいおい生命『&LIFE 新医療保険Aプレミア』を徹底分析

&LIFEシリーズの医療保険は、一貫して手厚い保障を“売り”に進化を遂げてきました。最新の『&LIFE 新医療保険Aプレミア』を、徹底分析します。

三井住友海上あいおい生命の医療保険は、

『&LIFE 新医療保険A』

『&LIFE 新医療保険Aプラス』

『&LIFE 新医療保険Aプレミア』

と進化を遂げていますが、それぞれの時代で、他社に比べて充実した保障を、実現してきました。
その分、カタカナ生保・損保系生保の中では、保険料は高めです。

そういう意味で、同社のコンセプトは一貫しています。

そんな三井住友海上あいおい生命の、最新の医療保険『&LIFE 新医療保険Aプレミア』について、以下のようにご案内します。

『&LIFE 新医療保険Aプレミア』には、短期入院にも、生活習慣病による長期入院にも、手厚く備えることのできる2つの特則が用意されています。

『&LIFE 新医療保険Aプレミア』の入院保障では、保障される入院期間の限度を、30日まで、60日まで、120日までの3つから選べるようになっています。

そのうえで、5日未満の短期入院でも、5日分の入院給付金がもらえます。医療保険の主契約(必須の保障)としては、やや手厚いです。
とは言え、このくらいなら他社でもちらほら見かけます。

『&LIFE 新医療保険Aプレミア』の主契約に、厚みをもたらしているのは、以下の2つの特則の存在です。

  • 初期入院10日給付特則
  • 八大疾病入院無制限給付特則

それぞれの特則を付加することで、以下のように、保障をパワーアップできます。

初期入院10日給付特則を付加すると

10日未満の入院で、10日分の入院給付金が出ます。
標準でも、5日未満の入院で5日分出ます。これをさらに強化するための特則です。

以下は、厚生労働省『患者調査』(平成26年)をもとに作成した、入院期間別の患者数の割合です。

入院期間別の患者数の割合のグラフ(短期入院)

入院患者の40%が5日以下、70%弱が10日以下の短期入院です。短期入院になる確率は、けっこう高いです。
医療技術の進歩にともない、入院日数は年々減少しています。しかし、そのために高価な医療機器や薬品が使われるせいか、入院費用は必ずしも減少していません。短期入院の保障を強化するメリットはあります。

八大疾病入院無制限給付特則の八大疾病とは

以下の8つの病気です。

  • ガン(上皮内ガンを含む)
  • 心疾患
  • 脳血管疾患
  • 高血圧性疾患・大動脈瘤等
  • 糖尿病
  • 肝疾患
  • 腎疾患
  • 膵疾患

簡単に言うと、七大生活習慣病に、膵疾患(膵臓の病気)を加えたものです。

この特則を付加すると、上の8つの病気で入院したときに、入院給付金が日数無制限で出ます。ちなみに、その他の原因での入院だと、1入院につき60日までの保障となります(ただし、最長120日までの延長可能)。

入院給付金の日数を延長する特約は、ほとんどの医療保険にありますが、対象の病気を8つまで広げているのは目立ちます。

手術給付金の他に、放射線治療給付金と集中治療給付金

手術給付金は、ほとんどの医療保険で、主契約に組み込まれています。ただし、給付金の金額設定は医療保険によっていろいろです。

三井住友海上あいおい生命『&LIFE 新医療保険Aプレミア』の手術給付金は、入院中の手術で入院給付金日額10日分または20日分のいずれかを選択できます。また、外来の手術で入院給付金日額5日分です。
金額設定は平均的なレベルです。

ただし、放射線治療給を受けたり、集中治療室を利用したときの費用も、手術給付金と同じように保障されます。それらがあるので、全体としては、他社よりいくらか手厚くなっています。

放射線治療給付金は最近では珍しくありませんが、集中治療給付金は他社ではあまり見かけません。

特約は、やや多めの品ぞろえです。特に、ガン治療の保障は強力です。

保障にかかわる特約は、10個用意されています。

  • 新保険料払込免除特約
  • 通院給付特約
  • ガン診断給付特約
  • ガン治療通院給付特約
  • 抗ガン剤治療給付特約
  • 三大疾病入院一時給付特約
  • 女性疾病給付特約
  • 女性サポート給付金付ガン診断給付特約
  • 先進医療特約
  • 終身介護保障特約

特約の品ぞろえとしては標準的です。他社で見かけないものがあるとしたら、終身介護保障特約くらいでしょうか。

上の特約の中でも、他社と比べて頼もしく思えるのが、2つのがん関連の特約です。

ガン診断給付特約

がんの診断が確定したら、50万円とか100万円とかの一時金が出る特約です。

このタイプの特約は、ほとんどの医療保険で用意されています。
それらと比べたときの、『&LIFE 新医療保険Aプレミア』ガン診断給付特約の強みは、2回目以降の給付が、1年に1回限度で、回数無制限である点です。

他社は、2年に1回というのが多いです。がんは再発・転移が多い病気なので、1年に1回の方が、安心できます。

また、上皮内がんでも、一時金は全額給付されます

ガン治療通院給付特約

このところ、がん専用の通院特約を提供する医療保険が増えていますが、給付金の支払条件が厳しいものが多くて、まだまだ物足りません。

そんな中で、『&LIFE 新医療保険Aプレミア』のガン治療通院給付特約は、なかなかのスグレモノです。
この特約にも、期間の制限はありますが、がんの診断確定から5年間と、長期に渡ります。
また、5年が経過した後に、転移・再発や新たながんが見つかっても、そこから5年間の通院は保障されます。

そして、通院での治療が、がんの治療として一般的に認知されている治療法であれば、保障されます。
他社では、治療法が細かく指定されているものが多く、将来が不安になります。

『&LIFE 新医療保険Aプレミア』のガン治療通院給付特約は、業界トップクラスに、使えるがんの通院特約です。

『&LIFE 新医療保険Aプレミア』のような多機能な商品は、わかりにくくなりがちです。保険のプロを活用して、最適な選択をしましょう。

ご覧いただいたように、医療保険の分野は、かなり細かいところで、各社しのぎをけずっています。
商品内容で比較して選ぶとなれば、それなりに専門知識が必要です。

特に、『&LIFE 新医療保険Aプレミア』のような多機能な商品は、安さが“売り”の商品以上に、商品知識を要求します。

後悔しない医療保険選びのために、保険の専門家を上手に活用することをオススメします。そのための手軽で安心な方法は、
賢い生命保険の入り方
をご覧ください。

保険料は、大手生保よりは大幅に安いものの、カタカナ生保・損保系生保の中では、高めの水準です。

医療保険の保険料は、大きく2つのグループに分けられます。

一つは、伝統的な国内生保(日本生命、第一生命、明治安田生命、住友生命、朝日生命、三井生命など9社)。こちらが、保険料の高いグループです。
もう一つは、カタカナ生保・損保系生保などです。こちらが、保険料の安いグループです。

伝統的な国内生保と比べて、大幅に安い保険料

三井住友海上あいおい生命は、保険料の安いグループに属しています。
保険料の例をご覧いただきましょう。

30歳女性が、入院1日あたり10,000円、保険料払い込み60歳までで、医療保険に加入したときの月々の保険料です。

日本生命
14,220
三井住友海上あいおい生命
6,562

この比較では、三井住友海上あいおい生命『&LIFE 新医療保険Aプレミア』の保険料は、日本生命の半分以下になりました。

カタカナ生保・損保系生保の中では、保険料は高め

では、保険料が安いカタカナ生保・損保系生保などのグループの中で、三井住友海上あいおい生命のポジションは、どのあたりになるのでしょう。

というわけで、いくつかの医療保険と、できるだけシンプルな保障内容で、保険料を比べました。
入院給付金日額5,000円、保険料終身払込での、女性の月払い保険料です。

なお、『&LIFE 新医療保険Aプレミア』は手厚い保障が“売り”なので、すべての会社に入院日数延長の特約を付加して、比較しています。

30歳 40歳 50歳
三井住友海上あいおい生命 2,333 2,528 3,128
  • 入院は八大疾病日数無制限。
  • 10日以内入院に10日分の給付金。
  • 放射線治療給付金あり。
  • 集中治療給付金あり。
アフラック 1,645 1,990 2,885
  • 三大疾病日数無制限、七大生活習慣病365日
  • 5日以内入院に手厚い。
  • 手術給付金は他社より厚め。
  • 放射線治療給付金あり。
FWD生命 1,505 1,895 2,625
  • 三大疾病、七大生活習慣病とも180日
  • 放射線治療給付金あり。
オリックス生命 1,707 2,022 2,772
  • 手術給付金はメディケア生命より厚め。
  • 入院は三大疾病日数無制限、七大生活習慣病120日まで。
  • 放射線治療給付金なし。
チューリッヒ生命 2,055 2,515 3,490
  • 三大疾病、七大生活習慣病とも日数無制限。
  • ストレス性疾病で365日。
  • 放射線治療給付金あり。
メットライフ生命 1,765 2,220 3,035
  • 三大疾病、七大生活習慣病とも日数無制限。
  • 手術給付金は他社より厚め。
  • 放射線治療給付金あり。
メディケア生命 1,470 1,880 2,685
  • 入院は三大疾病日数無制限、七大生活習慣病120日まで。
  • 放射線治療給付金あり。
  • 骨髄移植でも手術給付金が出る。

もともと、他社より主契約がやや厚い上に、短期入院と八大疾病の長期入院を手厚く保障する特則を付加したので、三井住友海上あいおい生命の保険料は、最も高くなりました。

特則を外せば多少は安くなりますが、保険料の安い商品にはかないません。かえって、保障面での強みが下降して、中途半端になってしまいそうです。

保険料は高くなっても、充実した保障がほしい、という人向けの医療保険と言えそうです。

各商品の違いを理解し、そのうちの何を重視するか、という判断が難しいです。専門家を上手に活用しましょう。

保障内容で保険を比較するときは、各社の商品内容の違いを理解したうえで、その違いの重みを判断しなければなりません。
たとえば、短期入院に手厚いことが、月々数百円の保険料の違いに見合うのか?というような判断です。

これらを適切に判断するには、医療保険の知識だけではなく、治療の実態についても、ある程度知っている必要があります。
一般の消費者が、適切な判断を下すのは、容易ではありません。

保険の専門家を上手に活用することをオススメします。そのための手軽で安心な方法は、
賢い生命保険の入り方
をご覧ください。

三井住友海上あいおい生命『&LIFE 新医療保険Aプレミア』らしさが光る、おすすめの保障プランは、こちらです。

三井住友海上あいおい生命『&LIFE 新医療保険Aプレミア』の強みは、充実した手厚い保障です。ムダを避けつつ、その強みを活かしたいです。

入院保障を充実させる

医療保険のメインの機能である、入院保障を手厚くするプランです。

入院給付金を大きくすると、高額療養費制度を使えば、保険から出るお金の方が、入院費用より大きくなります。余った分を、退院後の通院費用や自宅療養費などに回せます。

目的別に細々と特約を付加することもできますが、こちらのプランのようにすると、保障内容がわかりやすく、保険から出る金額も予測しやすいです。

主契約
  • 入院給付金日額 10,000円
  • 1入院保障日数 120日
  • 初期入院10日給付特則
特約
  • 新保険料払込免除特約

なお、このプランでは、三井住友海上あいおい生命おすすめの八大疾病入院無制限給付特則は付加していません。

八大疾病は怖い病気ですが、入院が長引きやすい病気ばかりではありません。逆に、八大疾病以外に、入院が長期化しやすい病気・ケガがあります。

だったら、1入院あたりの保障日数を、最長の120日にする方が、あらゆる病気・ケガによる入院を長く保障してくれるので、頼りになります。

入院を充実させたうえで、がんにも備える

上のプランだったら、がんの入院にも、余裕を持って対処できます。しかし、がんは、通院で治療することも多い病気です。

近年では、放射線治療や抗がん剤治療などの高額な治療が、通院のみで実施されるケースが増えています。

そこで、上のプランに2つのがん関連の特約を付加しました。

主契約
  • 入院給付金日額 10,000円
  • 1入院保障日数 120日
  • 初期入院10日給付特則
特約
  • 新保険料払込免除特約
  • ガン診断給付特約
  • ガン治療通院給付特約

ガン診断給付金特約もガン治療通院給付特約も、上で説明したように、充実度は高いです。
この2つの特約があれば、がんへの手厚い対策となります。

なお、がんの特約として、他に抗ガン剤治療給付特約も用意されています。
これを付加すれば、さらに手厚くなります。ただし、上表の2つの特約だけでも、抗がん剤治療に十分に対応できます。

三井住友海上あいおい生命『&LIFE 新医療保険Aプレミア』を検討するときに、比較したい競合の医療保険を、ご案内します。

医療保険を選ぶときに、比較したい競合の医療保険を上げていきます。
なお、伝統的な国内生保の医療保険は、あまりにも保険料が高いので(1.5~2倍)、カタカナ生保・損保系生保にしぼって、競合商品をピックアップしました。

三井住友海上あいおい生命『&LIFE 新医療保険Aプレミア』と同じくらい保障を手厚く出来て、しかも保険料を安くできるかもしれない商品をピックアップしました。

  • アフラック『医療保険EVER Prime』
  • SOMPOひまわり生命『健康のお守り』
  • チューリッヒ生命『終身医療保険プレミアムDX』
  • 東京海上日動あんしん生命『メディカルKit NEO』
  • メディケア生命『新メディフィットA』

これらの商品について、『&LIFE 新医療保険Aプレミア』と比べたときの強み・弱みを中心に、簡単にコメントします。

アフラック『医療保険EVER Prime』

もっとも売れている医療保険です。三井住友海上あいおい生命と同じく、5日未満の短期入院に手厚くなっています。ただし、10日未満を手厚くする特則等はありません
三大疾病無制限型長期入院特約を付加すると、長期入院に関しては、『&LIFE 新医療保険Aプレミア』より強力になります。

SOMPOひまわり生命『健康のお守り』

19もの特約が用意されており、品ぞろえの豊富さでは三井住友海上あいおい生命に見劣りしません。

が、この商品の最大の魅力は、給付金や一時金の金額の設定の幅が大きいところです。
例えば、入院給付金一つにしても、日額を3,000~20,000円の範囲で、1,000円単位で設定できます。1入院あたりの保障日数を最大180日まで設定できます。
この仕組みを活用すれば、三井住友海上あいおい生命より手厚い保障プランが出来上がります。

チューリッヒ生命『終身医療保険プレミアムDX』

特約の数そのものは多くありません(もっとも、一通りのものはそろっています)。注目は、ストレス性疾病延長入院給付金です。三井住友海上あいおい生命では難しい、精神や神経の疾病による超長期入院への準備が、可能になっています。

東京海上日動あんしん生命『メディカルKit NEO』

三井住友海上あいおい生命と同じく、10日未満の短期入院に手厚くする初期入院保障特則があります。

七大生活習慣病から高血圧性疾患を除いた6つの病気のときに一時金が出る特定治療支援特約、5疾病(がん、急性心筋梗塞、脳卒中、肝硬変、慢性腎不全)で就業不能になったときに一時金が出る5疾病就業不能特約は、三井住友海上あいおい生命には無い機能です。

メディケア生命『新メディフィットA』

主契約はシンプルでありながら、3つの特則と12の特約が用意されており、シンプルで安価なプランから、三井住友海上あいおい生命並に手厚いプランまで、柔軟に対応してくれます。

ご覧いただいたように、医療保険は、競合する商品が多く、保険料は接近しています。限られた商品の中から気に入ったものを選ぶ、という決め方では、ご自分に最適な商品を見逃してしまう危険があります。

保険料の差が接近しているので、見積もりの条件(性別、年齢)や保障内容によって、割安感の優劣は入れかわってしまいます。
しっかりと比較して選びましょう。

複数の主要な医療保険の見積もりを集めて、保障内容などの条件をそろえて比較するのは、かなりやっかいです。

主だった保険商品の見積もりを集めるだけで時間と労力がかかります。さらに、条件を合わせて比較しようとしても、専門用語を誤解したり、細かな違いを見落としたりと、失敗する危険があります。

保険の専門家を上手に活用することをオススメします。そのための手軽で安心な方法は、
賢い生命保険の入り方
をご覧ください。