生命保険用語集【し】

生命保険用語集 【 し 】

生命保険会社、保険の種類、ご契約書類などによって、言葉の使い方が少し異なる可能性があります。

死差益

想定していた死亡率(予定死亡率)と実際の死亡率との差によって生じる利益のこと。
生命保険会社の収益源には「死差益」「費差益」「利差益」の3つがあります。そのうちの1つです。

死差益は毎年必ず発生しますし、それどころか生命保険会社の収益の大半は死差益によります。
つまり、生命保険会社は、利益を出すために、予定死亡率をかなり高めに想定しています。

失効

保険料を支払わないまま、一定の期間が過ぎると、保険契約の効力が失われてしまいます。

保険料の支払いが1回滞ったくらいで、生命保険契約はすぐには失効しません。一定の期間内に保険料を支払えば、そのまま継続します。

生命保険契約がいったん失効しても、条件をみたせば、復活させることができます。

指定代理人

生命保険会社から保険金や給付金等を受け取る立場の人が、病気やケガなどで受け取ることができない場合に、あらかじめ指定された人が、代理で生命保険会社に請求できます。

指定代理人を指定していなくとも、保険金や給付金等を受け取ることはできますが、手続きの手間と時間はけっこう大きくなります。

生命保険に加入する時点で、代理人を指定することができます。その後、変更することもできます。
いずれも無料です。

終身

一生涯にわたって、という意味です。

保険料の支払いであれば、「終身払」は一生涯にわたって保険料を支払うということ。
保障期間であれば、「終身保険」「終身保障」は一生涯にわたって保障を受けられるということ。
年金の受け取りであれば、「終身年金」は一生涯にわたって年金を受けとるということ。

主契約

単一の生命保険商品が複数のことを保障する場合の、メインの保障(保険)。
主契約以外の保障を「特約」といいます。

特約は付けたり外したりできますが、主契約はできません。
また、主契約が消滅するときは、特約の同時に消滅します。

傷害

一般的に、傷害という言葉は、身体に損傷を与えることを指すと思います。
生命保険で傷害というときは、災害で死亡した場合、または身体障害の状態になった場合を指します。

純保険料

生命保険会社に支払う保険料は、保障のみに使われる「純保険料」と、生命保険会社の経費に使われる「付加保険料」から成り立っています。

純保険料は、生命保険業界統一の統計データに基づいて算定されるので、生命保険会社の間での格差は少ないはずです。

診査

生命保険に加入するにあたって行われる問診・検診。生命保険会社と契約している医師が実施します。

生命保険の種類や保障の内容によって、勤務先などの定期健康診断の結果にて代用できたり、面接だけだったり、不要だったりします。