『別冊宝島 - よい保険・悪い保険2016年版』

『別冊宝島 - よい保険・悪い保険2016年版』

『宝島』の保険特集です。まるまる一冊保険を取り扱っています。

保険のプロ(保険を扱っているFP)22名の投票による、保険ジャンルごとのランキングも掲載されています。

生命保険に加えて、自動車保険のランキングも掲載されています。

商品名、会社名は、雑誌発行時点の名称です。

終身保険ランキング

○ ベストランキング

1位 バリアプルライフ(終身型) ソニー生命
2位 一生のお守り SOMPOひまわり生命
3位 WAYS アフラック
4位 RISE(ライズ) オリックス生命
5位 こだわり終身保険v2 マニュライフ生命
6位 E-終身 AIG富士生命
7位 USドル建てIS終身保険 メットライフ生命
7位 つづけトク終身 メットライフ生命

1位、2位は昨年と同じです。

1位のソニー生命『バリアブルライフ』は変額保険です。ソニー生命の資産運用の出来次第で、受取額が変動します。
ただし、最低保証の利率が決められていて、それが3.5%と他社より高いです。そのため、保険料が割安です。

× ワーストランキング

1位 アカウント型保険 大手生保各社
2位 新ながいきくん かんぽ生命
3位 定期保険特約付終身保険 大手生保各社

定期保険ランキング

○ ベストランキング

1位 定期保険プレミアム チューリッヒ生命
2位 スーパー割引定期保険 メットライフ生命
3位 ブリッジ オリックス生命
3位 ファインセーブ オリックス生命
5位 無配当定期保険 SOMPOひまわり生命
6位 かぞくへの保険 ライフネット生命
7位 楽天生命ラブ 楽天生命
8位 メディフィット定期 メディケア生命

1~2位のチューリッヒ生命『定期保険プレミアム』とメットライフアリコ『スーパー割引定期保険』は、昨年と順位が入れ替わりました。しかし、獲得ポイントは僅差だったようです。

どちらも、喫煙の有無や健康状態に応じて、保険料の割引があります。割引されたときの、保険料の安さが評価されたようです。

逆に、割引を受けられなかったときの保険料は、そんなに安くはないです。特に、メットライフアリコ『スーパー割引定期保険』は、やや高めです。

また、チューリッヒ生命『定期保険プレミアム』は、健康体の基準がかなり厳しいです。30代後半くらになると、難しそうな高いハードルです・・・

× ワーストランキング

1位 定期保険特約 大手生保各社
2位 新普通定期保険 かんぽ生命
3位 定期生命 全労済

収入保障保険ランキング

○ ベストランキング

1位 家族のお守り SOMPOひまわり生命
2位 Keep(キープ) オリックス生命
3位 収入保障保険プレミアム チューリッヒ生命
4位 こだわり収入保障 マニュライフ生命
5位 &LIFE収入保障保険 三井住友海上あいおい生命
6位 &LIFE総合収入保障保険 三井住友海上あいおい生命
7位 マイディアレスト メットライフ生命
8位 家計保障定期保険 東京海上日動あんしん生命

× ワーストランキング

1位 家計保障定期保険 東京海上日動あんしん生命
2位 収入保険特約 生保各社
3位 家族収入保険 ソニー生命

東京海上日動あんしん生命『家計保障定期保険』は、ベストにもワーストにも入っています。病気による就労不能を保障する、他社に先駆けた厚い保障が"売り"です。しかし、その分保険料が高めなので、判断が分かれたようです。

医療保険ランキング

○ ベストランキング

1位 CURE Next(キュア・ネクスト) オリックス生命
2位 健康のお守り SOMPOひまわり生命
3位 フレキシィ メットライフ生命
4位 メディカルKit R 東京海上日動あんしん生命
5位 終身医療保険プレミアムDX チューリッヒ生命
6位 &LIFE新医療保険A 三井住友海上あいおい生命
7位 FWD医療 AIG富士生命
8位 入院保障型 都道府県民共済

4位までは昨年と同じです。4つの商品は、それぞれ異なる特徴を持っていますが、評価は安定しています。

× ワーストランキング

1位 医療特約 大手生保各社
2位 メディカルKit R 東京海上日動あんしん生命
3位 引受基準緩和型医療保険 各社

東京海上日動あんしん生命『メディカルKit R』は、ベストランキング、ワーストランキングの両方に入っています。独特の仕組みなので、専門家の間でも評価が分かれているようです。

がん保険ランキング

○ ベストランキング

1位 Believe(ビリーブ) オリックス生命
2位 がんベスト・ゴールドα AIG富士生命
3位 ガードエックス メットライフ生命
4位 終身ガン治療保険プレミアム チューリッヒ生命
5位 がん診断プラス 楽天生命
6位 新生きるためのがん保険Days アフラック
7位 がん保険自由診療タイプ SBI損保
8位 がん治療支援保険NEO 東京海上日動あんしん生命

1~3位は、昨年と同じです。

がん保険は、商品による仕組みの違いが大きいです。
トップのオリックス生命『Believe(ビリーブ)』は、入院給付金と一時金をバランスよく組み合わせています。一方、2位のAIG富士生命『がんベスト・ゴールドα』は一時金中心です。

じっくり検討して、ニーズに合ったものを選びたいです。

× ワーストランキング

1位 終身がん保険 ソニー生命
2位 収入保障のがん保険 アクサ生命
3位 がん特約 各社

ソニー生命『終身がん保険』は、保険料の高さが嫌われたようです。

個人年金保険ランキング

○ ベストランキング

1位 たのしみワンダフル 住友生命
2位 個人年金保険 ソニー生命
3位 変額個人年金保険 ソニー生命
4位 年金かけはし 明治安田生命
5位 みらいのカタチ 年金保険 日本生命
6位 こだわり個人年金(外貨建て) マニュライフ

2年続けてトップだった東京海上日動あんしん生命『個人年金保険』が販売停止になり、かわりに住友生命『たのしみワンダフル』が初登場でトップに飛び込んできました。

× ワーストランキング

1位 かがやき 朝日生命
2位 新定期年金保険 かんぽ生命
3位 ねんきん共済 全労済

ワーストは、順位に入れ替わりはあるものの、昨年もこの3つでした。

学資保険ランキング

○ ベストランキング

1位 学資保険 ソニー生命
2位 ニッセイ学資保険 日本生命
3位 みらいのつばさ 富国生命
4位 夢みるこどもの学資保険 アフラック
5位 つみたて学資 明治安田生命
6位 はじめのかんぽ かんぽ生命

1~4位は、昨年と変わりません。

学資保険は、子供のいる世帯が初めて入る保険になることが多いので、いくつかの生命保険会社は、がんばって利回りを高くしています。生命保険会社の戦略が表れやすい分野です。

× ワーストランキング

1位 保障型の学資保険 各社
2位 ゆ・め 朝日生命
3位 こども保険 AIG富士生命

ワーストランキング1位の『保障型の学資保険』とは、学資を貯める以外に、「死んだら~」「病気になったら~」という保障がくっついている学資保険のことです。

介護保険ランキング

○ ベストランキング

1位 終身介護保障保険 ソニー生命
2位 長生き支援終身保険 東京海上日動あんしん生命
3位 あんしん介護 朝日生命
4位 コープの介護保険 SOMPOひまわり生命
5位 スーパー介護年金プラン Vタイプ アフラック
6位 愛する家族のためにいざという時こどもの世話になりたくない保険 AIG富士生命

4位の『コープの介護保険』は、コープの組合員向けの団体保険です。SOMPOひまわり生命が運用を受託しています。

『コープの介護保険』加入するには、組合員になる必要があります。組合に入るときに出資金を払わなければなりませんが、これは脱退するときに戻ってきます。

× ワーストランキング

1位 賢者の備え アクサ生命
2位 介護特約 各社
3位 愛する家族のためにいざという時こどもの世話になりたくない保険 AIG富士生命

ベストランキング、ワーストランキングの両方に入っているAIG富士生命『愛する家族のためにいざという時こどもの世話になりたくない保険』は、保険料は最も安いながら、保険金が支払われる条件の厳しく(要介護4以上)、評価が割れたようです。

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保険見直し本舗も、現時点ではフランチャイズ展開していますが、とても慎重です。

2001年の設立から全店直営方式を長く続けて、2019年になってようやくフランチャイズに乗り出しました。

それでも、フランチャイズ加盟店を急激に増やすのではなく、慎重に選定しているようです。会社の体質は、こういうところにあらわれると思います。

保険ショップでの相談に加えて、訪問相談、電話相談、オンライン相談もやっています。