『週刊東洋経済』2014/8/30号
特集「保険のウソとホント~その契約、本当に必要ですか?」

「割安保険に乗り換えよ」のコーナーで、ジャンル(医療保険、死亡保険、学資保険・・・)ごとに、オススメの保険商品が紹介されています。
ランキング形式ではありませんが、保険料例が年齢ごとにきめ細かく紹介されており、有用です。
商品名、会社名は、雑誌発行時点の名称です。
割安な 定期保険
商品名 | 保険会社 |
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カチッと定期2 | アクサダイレクト生命 |
Bridge(ブリッジ) | オリックス生命 |
定期保険プレミアム | チューリッヒ生命 |
スーパー割引定期保険 | メットライフ生命 |
メディフィット定期 | メディケア生命 |
かぞくへの保険 | ライフネット生命 |
楽天生命ラブ | 楽天生命 |
記事の中から、ポイントをいくつか抜き出します。
- メットライフ生命『スーパー割引定期保険』とチューリッヒ生命『定期保険プレミアム』は、喫煙の有無、血圧、BMI(肥満度)により、保険料の割引がある。割引率が最大のときは、この2商品のいずれかが、保険料最安になる。
- メットライフ生命『スーパー割引定期保険』は、割引にならないときは、保険料は、上の5つの中で最も高くなる。
- チューリッヒ生命『定期保険プレミアム』の割引条件は、喫煙の有無と血圧だが、血圧は120~80mmHg未満と条件がやや厳しい。
- 割引制度の無い4社は、年齢、性別によって安さの順位が入れ替わる。
割安な 収入保障保険
商品名 | 保険会社 |
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Keep(キープ) | オリックス生命 |
こだわり収入保障 | マニュライフ生命 |
家族のお守り | NKSJひまわり生命 |
家計にやさしい収入保障 | T&Dフィナンシャル生命 |
記事の中から、ポイントをいくつか抜き出します。
- 非喫煙者健康体に該当するなら、NKSJひまわり生命『家族のお守り』がオススメ。同社の健康体の基準は、血圧は140~90mmHg未満、BMIが18超27未満。
- 標準体(非喫煙者健康体ではないが、健康状態に問題はない)ならば、オリックス生命『Keep(キープ)』がオススメ。
割安な 医療保険
商品名 | 保険会社 |
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e入院保険スーパープラス | 三井ダイレクト損保 |
楽天生命ピンポイント | 楽天生命 |
充実した保障を割安で、という発想ではなく、小型のシンプルな医療保険を推奨しています。
割安な がん保険
商品名 | 保険会社 |
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収入保障のがん保険(1型) | アクサ生命 |
カチッとがん保険 | アクサダイレクト生命 |
楽天生命ガン診断プラス | 楽天生命 |
がんベスト・ゴールドα | AIG富士生命 |
充実した保障を割安で、という発想ではなく、小型のシンプルながん保険を推奨しています。
割安な 学資保険
商品名 | 保険会社 | 特徴 |
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夢みるこどもの学資保険 | アフラック | |
学資保険 | ソニー生命 | 契約者は75歳まで可能。 |
ニッセイ学資保険 | 日本生命 | 保険利用の払い込みは最短5年。 |
みらいのつばさ | 富国生命 |
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学資の保険 | 明治安田生命 | 契約者ががんになると保険料払込免除。 |
人気の高い学資保険をざっと紹介する、という体裁の記事です。
『週刊東洋経済』としてのオススメ、という印象ではありません。
この記事で紹介されている保険の見積もりを、まとめて手に入れるなら、保険ショップが近道!
賢く生命保険を選ぶなら、保険のプロから評価されている商品を、自分の条件(性別、年齢、保障額、保険期間など)で見積もりをして、比較しましょう。
とは言え、このページのランキングだけで、たくさんの保険会社が登場しました。比較するのは大変そうです。
そこで、医療保険とがん保険に登場した5社の取り扱い状況を、保険を販売するいろんな窓口について調べてみました(2015年2月現在)。
なお、独立系FPは、わたしが知っているFPの情報を載せました。あくまでも一例です。
保険ショップ(ほけんの窓口) | 独立系FP(管理人の知人) | 金融機関(三菱東京UFJ銀行) | 大手生保のセールス | |
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アクサ生命
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○
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アクサダイレクト生命
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○
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AIG富士生命
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○
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○
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三井ダイレクト損保
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○
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○
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楽天生命
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※ NKSJひまわり生命は2014/9/1にSOMPOひまわり生命に変わりました。
残念ながら楽天生命の取り扱いはどこもありません。同社のホームページに行けば、保険料の試算~申込ができます。
それ以外の保険商品について、見積もりを一通り入手できるのは保険ショップのみです。
ところで、上の比較では『ほけんの窓口』を採り上げましたが、このサイトでは『保険見直し本舗』をお勧めします。

『ほけんの窓口』をはじめとして、全国規模の保険ショップ・チェーンの多くは、店舗数を増やすことを重視し、当初からフランチャイズ加盟店を募集しがちです。
そういうチェーンは、マニュアル通り対応できるうちはいいのですが、こちらがそこから外れた要望を出すなどすると、ショップや相談員ごとの質の格差があらわになりやすいです。
『保険見直し本舗』も、現時点ではフランチャイズ展開していますが、とても慎重です。
2001年の設立から全店直営方式を長く続けて、2019年になってようやくフランチャイズに乗り出しました。
それでも、フランチャイズ加盟店を急激に増やすのではなく、慎重に選定しているようです。会社の体質は、こういうところにあらわれると思います。
保険ショップでの相談に加えて、訪問相談、電話相談、オンライン相談もやっています。
保険ショップを上手に利用するコツについては、保険ショップを上手に利用するコツをご覧ください。