チューリッヒ生命のがん保険『終身ガン治療保険プレミアム』を、このサイトの視点で、徹底分析しました。

チューリッヒ生命のがん保険『終身ガン治療保険プレミアム』は、最先端の医療技術に対応した、先進的ながん保険です。

そんな『終身ガン治療保険プレミアム』を、このサイトの視点で客観的に分析しました。

『終身ガン治療保険プレミアム』は、先進的な内容のがん保険ですが、20年、30年と、長く続けるには、不安を感じます。

チューリッヒ生命のがん保険が、『終身ガン治療保険プレミアム』です。

『終身ガン治療保険プレミアム』の長所、短所を整理すると、以下のようになります。

『終身ガン治療保険プレミアム』の長所

  • 単独で加入するも良し、他の保険と組み合わせるも良しの、柔軟性の高さ。
  • 最新のがん治療に対応。
  • 割安感のある保険料の料金設定。

『終身ガン治療保険プレミアム』の短所

いくつもの長所を持つ『終身ガン治療保険プレミアム』ですが、大きな弱点があります。

20年、30年と、長く続けるには、不安を感じる保障内容です。

『終身ガン治療保険プレミアム』は、現在のがんの治療法に、きめ細かく対応しています。それは、裏を返すと、将来がん治療のトレンドが変化すると、時代に遅れになりやすい、ということです。

がんは、年齢が高くなるほど、かかる確率がどんどん高くなります。長く続けたい保険です。
そんながん保険にとって、この弱点は、見過ごせません。

『終身ガン治療保険プレミアム』の主契約は、その支払い条件に治療法が指定されているため、経年劣化する危険が大きいです。

『終身ガン治療保険プレミアム』のどこに不安があるかというと、主契約である治療給付金の支払条件が、治療法になっている点です。

治療法は、医療技術の進歩によって、もっとも移り変わりやすいです。

『終身ガン治療保険プレミアム』の主契約は、治療給付金

保険商品は、主契約(商品の核になる、必須の保障)と特約(加入者が任意で付加できる保障)からできています。

そして、『終身ガン治療保険プレミアム』の主契約は、治療給付金です。

『終身ガン治療保険プレミアム』に加入して、以下の3つの条件のどちらかに当てはまると、10万円~60万円(加入するときに決めます)の、一時金が出ます。

  • 所定の放射線治療を受けたこと。
  • 公的医療保険制度の対象となる、所定の抗がん剤の投与・処方を受けたこと。
  • 公的医療保険制度の対象となる、所定のホルモン剤の投与・処方を受けたこと。

いずれも、回数無制限で、給付金を受け取ることができます。

特約を付加すれば、三大治療にも対応できる

がんの治療には、三大治療と呼ばれるものがあります。
手術放射線治療抗がん剤治療の3つです。

上の3つの治療法だと、手術が抜け落ちていて、かわりにホルモン剤治療が入っています。

特約の中に、ガン手術特約というのが用意されています。これを付加すると、放射線治療や抗がん剤治療と同レベルで、手術の保障を受けられます。

三大治療の一つである手術を、特約扱いにしているのは、奇異に思われるかもしれません。
おそらく、他の医療保険やがん保険との、組み合わせやすさを考えてのことでしょう。

手術給付金は、古い医療保険がん保険にも、たいてい標準で付いています。
『終身ガン治療保険プレミアム』なら、これらと組み合わせても、手術給付金の重複を避けられます。

『終身ガン治療保険プレミアム』の主契約は、現在の治療法に依存している

『終身ガン治療保険プレミアム』の約款(保障内容の詳細な説明書)を見ると、今後新しい治療法が登場しても、それが放射線治療、抗がん剤治療、ホルモン剤治療のどれかに分類されるなら、保障されます。

たとえば、よく効く抗がん剤が新発売になれば、それは保障の対象になります。

しかし、どれにも当てはまらない治療法は、それがどんなに有効でも、普及しても、『終身ガン治療保険プレミアム』の対象外になってしまいます。

何十年後かにがんの治療を受けたら、がん保険からお金が出ない、という事態が起こる危険があります。

20年後、30年後に、経年劣化しそうな保険には、できれば入りたくありません。

今の保険が古くなっても、新たに入り直せるとは限らない

現在のがん保険が古くなったから、新しいタイプの保険に入り直そうとしても、望み通りに加入できるとは限りません。

なぜかと言うと・・・

  • 健康状態が悪くなって、加入できないかも。
  • 年齢が上がると、保険料も上がります。負担が大き過ぎて、加入できないかも。

というように・・・

新しいものが出たら入り直す、という方針は、破たんする危険があります。

がんの対策には、年数が経過しても、劣化しにくい保険商品を選びましょう。

商品の選び方や、保障内容に工夫をすることで、経年劣化の危険を小さくすることはできます。

診断が確定したら、一時金が出る保険

たとえば、アフラック『三大疾病保障プラン』という商品があります。

これはがん保険ではありません。三大疾病(がん、急性心筋梗塞、脳卒中)になると、一時金が出る保険商品です。

『三大疾病保障プラン』だと、がんの診断が確定したら、加入するときに決めた100万円以上金額が、一時金でもらえます。

医師による診断の確定が支払い条件なので、その後入院するかどうか、どんな治療を受けるかなどは、無関係です。

これなら、がんという病気が滅びない限り、20年、30年たっても、安心して頼りにできます。

支払条件の柔軟性がポイント

上の診断一時金は、支払条件としてはもっとも柔軟性が高いです。

これにはかなわないまでも、次のような支払条件であれば、年月が経っても、劣化しにくいでしょう。

  • 入院することが支払条件(ただし、入院日数の指定が無いこと)。
  • 手術を受けることが支払条件
  • "公的医療制度(健康保険など)の対象の治療"を受けることが支払条件

経年劣化しにくいがん保険は、こちらです。検討の候補に加えてください。

2つのタイプにわけて、お勧め商品をご案内します。

がんの診断一時金をメインとする保険商品

上で説明したように、診断一時金(がんの診断が確定したら、一時金が出る)は、もっとも経年劣化しにくいです。

ということは・・・

診断一時金に加入して、一時金を十分な金額に設定するのが、もっとも劣化しにくい

ということになります。

ただし、この方法には、2つの問題点があります。

  • がんの治療費がいくらかかるかは、正確に予測できない。
  • 一時金の金額を大きくすると、保険料も高くなる。

一時金の金額は、大きいに越したことはありません。一時金が複数回出る保険であれば、少なくとも1回あたり50万円以上にしておきたいです。

この条件を充たす保険商品の中から、以下をお勧めします。

アフラック『三大疾病保障プラン』

上で簡単に紹介した、『三大疾病保障プラン』です。

がんの診断が確定したとき、または急性心筋梗塞か脳卒中が発病し、60日以上重い症状が継続したときに、所定の一時金が出る保険です。

一時金の金額は、100万円から、最大2000万円(ただし年齢による)の範囲で指定できます。
一時金の金額を大きくできるかわりに、他の保障はありません。

オリックス生命『特定疾病保障保険With(ウィズ)』

保障内容は、アフラック『三大疾病保障プラン』と、ほぼ同じですが、以下の点が異なります。

まず、急性心筋梗塞と脳卒中の一時金は、60日以上重い症状が継続した場合の他に、所定の手術を受けたときも、支払われます。

また、いくつかのタイプのうち、低解約返戻金型にすると、貯蓄商品にもなります。
ただし、貯蓄として使うには、解約して、解約返戻金を受け取る必要があります。

一生続けるつもりの人にとっては、余計な機能ですが・・・

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命『特定疾病保障保険』

この商品も、オリックス生命『特定疾病保障保険With(ウィズ)』と同じタイプの保険商品です。

急性心筋梗塞と脳卒中の一時金の支払条件は、オリックス生命と同じで、アフラックより広くなっています。

ただし、低解約返戻金型は設定されていません。

ネオファースト生命『ネオdeとりお』

この商品も、上の3つと同じく、三大疾病で一時金が出ます。

ただし、急性心筋梗塞と脳卒中で支払条件は、30日以上の重い症状の継続か、手術を受けることなので、上の3商品より、幅広くなっています。

非喫煙者割引があるので、タバコを吸わない人にはおトクです。

ネオファースト生命は、知名度は低いですが、大手生保の第一生命の系列会社です。

入院給付金と診断一時金が組み合わさった、標準的ながん保険

続いて、標準タイプのがん保険の中から、経年劣化の危険性が低い商品です。

詳しくは、経年劣化しにくいがん保険をご覧ください。

なお、このタイプは、入院給付金(入院日数分の給付金が出る)が主契約に組み込まれているものが多いです。

すでに医療保険に加入されていると、そちらの入院給付金と重複する危険があります。ご注意ください。

がん保険の検討・見直しは、保険の専門家を上手に活用しましょう。

がん保険自体は、わりと単純な仕組みです。しかし、検討し始めると、上で説明したように、長く続けるための入り方とか、がん保険以外のこととか、考えることはいろいろあります。

また、がんの治療の実態についても、ある程度知っておきたいです。

幅広く検討し、判断を下さなければなりません。迷ってしまいそうです。
迷うだけならまだしも、判断ミスをすると、ダメージは大きくなります。がん保険は、長く続ける可能性が高い保険ですから。

保険の専門家の活用をお勧めします。その具体的な方法は、以下でご案内しています。

を、ご覧ください。

 ご注意

統計データや保険の商品内容については、慎重に扱っていますが、古くなっていたり、誤りがあるかもしれません。保険の専門家に相談した上で、最終的に判断を下してください。

  • FP(ファイナンシャル・プランナー)は、保険を含む、資産・家計・税務知識の公的資格保有者。
  • 保険商品知識中心の保険外交員、保険ショップ店員とは一味違います。
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