夫・妻の件数の平均・相場
世間では、一人あたり何件くらい保険に加入しているのでしょうか?気になります。
生命保険協会のアンケート調査『生命保険に関する全国実態調査』(平成27年度)をもとに、ご案内します。
世帯主が、一人あたり何件加入しているのか、調べました。
世帯主は、一家の収入を支える存在です。まさかの場合に、しっかりと備えておきたいものです。
なお、下の統計は、世帯主の性別を区別していません。
全年齢の傾向
世帯主の加入件数の平均 | 約1.7件 |
該当者数が最も多い加入件数 | 1件 |

平均は1.7件なので、2件に近い印象です。しかし、円グラフによると、過半数の54%が1件となっています。
死亡保障、医療保障、貯蓄機能などをあわせ持った、総合保障タイプの保険商品もあるので、件数だけで保障が十分かを判断することはできません。
とは言え、世帯主の保障としては、意外と少ない件数です。
年代別の傾向
29歳以下 | 1.43件 |
30〜34歳 | 1.52件 |
35〜39歳 | 1.58件 |
40〜44歳 | 1.70件 |
45〜49歳 | 1.64件 |
50〜54歳 | 1.78件 |
55〜59歳 | 1.87件 |
60〜64歳 | 1.94件 |
65〜69歳 | 1.87件 |
70歳以上 | 1.62件 |

50~69歳が多くなっています。30代は一段低くなっています。
厚生労働省『人口動態統計月報年計(概数)』(平成27年度)によると、平均初婚年齢は夫31.1歳、妻29.4歳と、30歳前後になっています。そうしたことが、保険加入の時期を遅くしているのかもしれません。
配偶者(妻)が、一人あたり何件加入しているのか、調べました。
働いている主婦と専業主婦で、目につくような差はなかったので、区別しないで集計しています。
全年齢の傾向
配偶者の加入件数の平均 | 約1.6件 |
該当者数が最も多い加入件数 | 1件 |

世帯主と傾向は似ていますが、全体的に件数は少なくなっています。平均では0.1件少なくなっています。
年代別の傾向
29歳以下 | 1.32件 |
30〜34歳 | 1.31件 |
35〜39歳 | 1.34件 |
40〜44歳 | 1.56件 |
50〜54歳 | 1.67件 |
45〜49歳 | 1.54件 |
55〜59歳 | 1.77件 |
60〜64歳 | 1.83件 |
65〜69歳 | 1.74件 |
70歳以上 | 1.62件 |

50~69歳が多くて、30代が少ない傾向は、世帯主と同じです。
違うのは、配偶者では70歳以上が平均より高くなっているところです。
女性の寿命は、男性より7歳くらい長いので、老後の医療保険などの必要性は高くなりそうです。