メットライフ生命の収入保障保険『マイディアレスト』の特徴と、メリット・デメリットをご案内します。

メットライフ生命は、米国の世界的な保険会社メットライフの日本法人です。

社名を何度も変えていますが、元をたどると、日本での開業は1954年まで遡ります。

そして、生保業界での資産規模や売上高は、いずれも10指に入っており、準大手と呼べる位置にいます。

そんなメットライフ生命の収入保障保険『マイディアレスト』をご案内します。

なお、収入保障保険の仕組みなどを知りたい方は、収入保障保険の選び方をご覧ください。

『マイディアレスト』を、競合商品と比べたときの特徴

他社の収入保障保険と比べたときの、『マイディアレスト』の特徴をまとめると、以下のとおりです。

  • 保障 
    競合他社と比べて、平均的〜やや手厚いくらい。
  • 保険料 
    内容に対して割安だが、とことん安くはならない。
  • 他社に無い強み 
    三大疾病の月払給付金は、受け取りやすい。

こうした特徴を、競合商品と比べたときのメリット・デメリットという視点で、整理します。

メリット

『マイディアレスト』のメリットを整理すると、以下のようになります。

  • 三大疾病の月払給付金を、受け取りやすい。
  • 内容に対して、そこそこ割安な保険料。

三大疾病の月払給付金

保険から出る月々のお金を、『マイディアレスト』では月払保険金と呼びます。

ところで、収入保障保険の本体は、死亡保障です。現時点で、この本体部分は、各社の商品ごとの差が小さくなっています。

保険各社の競争は、プラスαの機能で激しくなっています。

特に、病気などで働けなくなったときの、保障の充実を図る生保会社が目につきます。

メットライフ生命『マイディアレスト』も、そういう方向性で開発された商品です。

ただし、競合他社と比べると、やり方はわりと地味です。

死亡だけでなく、高度障害状態や身体障害状態(失明や四肢の一部を失うなど)でもお金が出る点は、他社と足並みをそろえています(ただし、要介護状態では、お金は出ません)。

それに加えて、『マイディアレスト』では、三大疾病(がん、心疾患、脳血管疾患)で働けないときも、月払給付金が出ます。

もっとも、三大疾病に対応していることだけなら、今では珍しくありません。

『マイディアレスト』が特徴的なのは、三大疾病月払給付金の支払条件を、他社よりゆるくしている点です。

『マイディアレスト』の三大疾病月払給付金の支払条件は、以下のとおりです。

  • がんの診断が確定したとき。
  • 心疾患で、所定の手術を受けるか、20日以上継続して入院したとき。
  • 脳血管疾患で、所定の手術を受けるか、20日以上継続して入院したとき。

がんの支払条件は他社と同等ですが、残る2つは、他社より緩和されています。

他社の多くは、心疾患の中の急性心筋梗塞や、脳血管疾患の中の脳卒中に対象を限定しています。

『マイディアレスト』は、そのような限定を撤廃しています。

また、〈所定の手術を受けるか、20日以上継続して入院〉というのも、緩やかです。

他社だと、〈60日以上の就業不能〉というのが多いです。

ただし、『マイディアレスト』の三大疾病月払給付金は、保険期間中1回限りで、しかも給付は2年間です。

こうした制約は弱点です。

それでも、働き盛りの世帯主のための保険と考えると、支払条件がゆるやかなことは、メリットになりえます。

保険料は、そこそこ割安

『マイディアレスト』の割安感を確認するために、メディケア生命『メディフィット収入保障』と保険料を比較しました。

『メディフィット収入保障』は、知名度は高くないと思いますが、保険料の価格設定が割安な商品の一つです。

ちなみに、販売しているメディケア生命は、住友生命の100%系列です。

保険期間60歳まで、月払給付金15万円(保証期間5年)の見積もり条件で、それぞれの年齢の男性が加入したときの、保険料月額です。

保険料は、《割引なし》と《非喫煙者》の価格です。( )内が非喫煙者価格です。

加入年齢 メットライフ生命 メディケア生命
30歳 4,470円(3,600円) 4,309円(3,744円)
40歳 5,250円(3,960円) 4,786円(4,213円)
50歳 5,490円(3,840円) 5,941円(4,617円)

この表を見ると、メットライフ生命の方が安かったり、メディケア生命のほうが安かったりと、混戦模様です。

全体的な印象としては、同じくらいの安さと言えそうです。

メディケア生命と同程度ということは、メットライフ生命『マイディアレスト』の価格設定は、けっこう割安です。

ただし、メディケア生命『メディフィット収入保障』には、喫煙の有無とは別に、健康状態による割引もあります。

これらの割引を加味したときの最安値は、『メディフィット収入保障』の方が安くなります。

加入年齢 メットライフ生命 メディケア生命
30歳 3,600円 2,668円
40歳 3,960円 3,043円
50歳 3,840円 3,459円

ご覧のとおり、どの年齢でも、メディケア生命の方が安くなりました。

健康に自信がある人にとって、メットライフ生命『マイディアレスト』は、ベストの選択肢でない可能性が高いです。

健康状態に自信がある人は、喫煙だけでなく、健康状態による割引もある商品を、お勧めします。

デメリット

続いて、『マイディアレスト』の気になる点をまとめました。

  • 三大疾病以外の重い病気・ケガに対応できない。
  • 三大疾病の月払給付金は、2年限定。しかも、1回しか使えない。

三大疾病以外で就業不能になったら、お金は出にくい

三大疾病のような重い病気の治療を受けることになると、治療のための支出増と、働けないことによる収入減の、ダブルパンチになります。

お金のことだけでいうと、亡くなるよりキツイかもしれません。

そうした事態に対応できないようでは、“収入保障”の名がすたります。

そこで、生保各社は、収入保障保険の、死亡以外の給付金充実を図っています。

しかし、進化はゆっくりとしています。

『マイディアレスト』の場合、三大疾病(がん、心疾患、脳血管疾患)については、競合他社より手厚く対応できています。

しかし、それ以外の病気・ケガで、働けなくなっても、1円も出ません。

たとえば、運転中に追突されて長期入院になったり、慢性腎不全で人工透析のために病院通いの日々になっても、給付金はまったく出ません。

同じぐらい困るのに、保険金が出るケースと出ないケースに分かれるのは、中途半端です。これだったら、他の手段で就業不能に備えることをお勧めしたくなります。

働けなくなったときの、生活費の確保を心配する人にとっては、物足りない保障内容です。

三大疾病月払給付金の制限

メットライフ生命『マイディアレスト』の三大疾病月払給付金は、2年までという制約があります。

しかも、その2年が経過した後に、再度三大疾病になっても、月払給付金は出ません。

たとえば、がんが再発して放射線治療を受けることになっても、あるいは脳卒中で後遺障害が残っても、月払給付金が出る可能性は低いです。

障害が重度で、高度身体障害状態に当てはまれば別ですが・・・

というように、

重い病気の治療中の収入保障として、役には立ちますが、安心するには物足りません。

程度の差はあれど、すべての収入保障保険に言えることですが・・・

おすすめ度 ■■■■■

メットライフ生命『マイディアレスト』のおすすめ度は、5点満点で3点です。

上で説明したように、いくつか欠点はあります。

しかし、競合商品と比べて、著しく劣っているわけではありません。

以下の条件に当てはまる人にとっては、魅力的な選択肢の一つになりえます。

  • 主に死亡保障を準備したい。その他は、ほどほどで良い。
  • 健康状態に問題はないが、優良というほどではない。
  • すべてに備えるのは難しいので、せめて三大疾病には手厚くしたい。

なお、『マイディアレスト』と比較して欲しい競合商品は、以下をご覧ください。

メットライフ生命『マイディアレスト』の商品内容について、詳しく説明します。

ここまでの説明は、競合他社と比較するときに、頭に置いていただきたい点に絞っていました。

ここからは、この収入保障保険について、より踏み込んでご案内します。

年齢条件、保険料払込の取扱

加入できる年齢、保障を受けられる年齢、保険料払込の取り扱いは、以下のとおりです。

加入できる年齢

20歳~80歳

保障を受けられる年齢

満期(保障が終わる時期)は、50〜80歳の間で5歳刻み。

または10年間(90歳まで更新)。

保険料払込期間

全期払(保険期間中、均等に払い込む)のみ。

保険金額

月払給付金の月額は、49歳以下は5万円以上、50歳以上は3万円以上。

保険料払込方法

払込回数は月払半年払年払のいずれか。

払込経路は口座振替クレジットカード支払団体扱送金扱から選べます。

保障内容

主契約(保険の本体)、付加できる特約に分けてご案内します。

主契約

他社では、特則や特約を付加して、保障の対象範囲を調節することが多いです。

『マイディアレスト』では、I〜V型の5タイプが用意されており、タイプを選ぶことで保障の対象範囲を調節できます。

  • 死亡したときに死亡月払給付金、または所定の高度障害状態になったときに、高度障害月払給付金が出る。
  • 三大疾病で所定の状態になったら三大疾病月払給付金が出る(II型、III型)。また、以後の保険料の払い込みは免除される。
  • 不慮の事故または所定の感染症で死亡したら、災害死亡月払給付金が出る(III型、IV型)。
  • 不慮の事故または所定の感染症で所定の障害状態になったら、障害月払給付金が出る(III型、IV型)。
  • 不慮の事故で所定の身体障害状態になったら、以後の保険料の払込みは免除され、保障はそのまま継続する。
  • 満期を迎えた時点で、一度も月払給付金を受け取っていなければ、無事故給付金が出る(V型)。
  • 月払給付金支払期間が、支払保障期間より短いときは、支払保障期間が終わるまで月払給付金が支払われる。
  • 月払給付金支払保障期間は、2年間、5年間、10年間のいずれか。
  • 配当金(保険会社の運用実績による、保険金の上乗せ)はない。
  • 解約返戻金はない。

保障のタイプがI〜V型の5タイプあります。タイプ別に、保障の範囲を下表に整理しました。

対象 I II III IV V
死亡・高度障害
三大疾病
不慮の事故
無事故給付

もっともシンプルなのがI型、もっとも手厚いのがIII型です。

特約

リビング・ニーズ特約

余命が6ヶ月以内と診断されたら、月払給付金の全部または一部を、受け取ることができます。

給付金代理請求特約

本来、月払給付金を受け取ることのできる人が、請求ができない事情があるときに(病気や事故による意識不明など)、代理で請求できる人を、あらかじめ決める特約です。

請求手続きが簡単かつすみやかに運びます。

この特約は、保険料がかかりません。

保険料の割引制度

料金設定は、割引なし非喫煙者健康体の2段階に分かれています。

過去2年以内に喫煙していなければ、非喫煙者健康体になります。

競合他社と比較して、とてもシンプルな仕組みです。

なお、保障プランによっては健康診断結果の提出を求められます。

複数の保険商品の見積もりを比較するなら、保険の専門家を上手に活用しましょう。

収入保障保険を取り扱っているのは、大半がカタカナ生保・損保系生保です。

どんな生保会社があって、それぞれがどんな商品を扱っているのか、調べるだけでけっこう負担になります。

また、それぞれの商品の見積もりをして、保険料を比較するには、保険の知識や各社の商品知識が必要になります。とても、素人の手には負えません。

そこで、保険のプロの活用をオススメします。

保険のプロにはいろいろありますが、相談相手として選ぶべきは、上に名前をあげた保険商品を一通り取り扱っている保険のプロです。
そうでないと、ご自分の条件で、主要な保険商品を比較できなくなってしまいます。

では、どうすれば、そういう保険のプロに相談できるのでしょうか?
意外と簡単に、しかも無料でできてしまいます。詳しいことは

を、ご覧ください。

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