ネオファースト生命の収入保障保険『ネオdeしゅうほ』の特徴と、メリット・デメリットをご案内します。

ネオファースト生命は、国内大手第一生命の100%のグループ会社です。

元をたどると、1999年設立のディー・アイ・ワイ生命にまで遡ります。

ネオファースト生命としての営業開始は2014年とごく最近です。

第一生命の系列ですが、販売している商品はまったく異なります。

自社ブランドの独自商品を、ネットや、保険ショップ・金融機関などで販売しています。

保険料も、そうした販売経路にふさわしい料金設定です。

そんなネオファースト生命の収入保障保険『ネオdeしゅうほ』をご案内します。

なお、収入保障保険の仕組みなどを知りたい方は、収入保障保険の選び方をご覧ください。

『ネオdeしゅうほ』を、競合商品と比べたときの特徴

他社の収入保障保険と比べたときの、『ネオdeしゅうほ』の特徴をまとめると、以下のとおりです。

  • 保障 
    保障プラン作成の自由度は、抜群に高い。
  • 保険料 
    割高感がある。
  • 他社に無い強み 
    特定疾病保険料払込免除特約は多機能。

こうした特徴を、競合商品と比べたときのメリット・デメリットという視点で、整理します。

メリット

『ネオdeしゅうほ』のメリットを整理すると、以下のようになります。

  • 保障プラン作成の自由度は、抜群に高い。
  • 特定疾病保険料払込免除特約は多機能。

以下で補足説明します。

保障プラン作成の自由度は、抜群に高い

『ネオdeしゅうほ』の年金には以下があります。

  • 収入保障年金(亡くなったとき)
  • 障害収入保障年金
  • 高度障害収入保障年金
  • 特定疾病収入保障年金(三大疾病のとき)

主契約は〈収入保障年金〉だけです。残る3つの年金は、それぞれ特則を付加することで、保障に加えることができます。

つまり、どの年金を選ぶかを、加入者が自由に選べます。

ここまで保障プラン作成の自由度が高いのは珍しいです。

もっとも、『ネオdeしゅうほ』ほどではなくても、競合商品の多くも、そこそこ柔軟な仕組みになっています。

決定的な差があるわけではありません。

特定疾病保険料払込免除特約は多機能

三大疾病(がん、心疾患、脳血管疾患)などで、所定の状態になると、保障はそのままで、以後の保険料が免除になる特約です。

保険料免除特約を付けても、お金をもらえるわけではありませんが、保険料がそれなりの金額になると、役に立つ特約です。

この種の特約は、ほとんどの収入保障保険にあります。

ただし、『ネオdeしゅうほ』の特定疾病保険料払込免除特約は、他社より保障範囲を広くすることが可能です。

この特約は、I〜III型の3つのタイプに分かれています。

I型が、他社と同等レベルです。上皮内がんは対象外ですし、心疾患のうち急性心筋梗塞だけが、脳血管疾患のうち脳卒中だけが、保障の対象になります。

もっとも範囲の広いIII型を選ぶと、上皮内がんも、そして心疾患や脳血管疾患のすべてが、保障(保険料免除)の対象になります。

三大疾病の保険料払込免除特約としては、最大級の保障範囲です。

デメリット

『ネオdeしゅうほ』の気になる点を、以下で説明します。

  • 保険料の価格設定は割高。
  • 就労不能時の保障は、十分とは言えない。

保険料の設定は割高

保険料の水準を確認するために、メディケア生命『メディフィット収入保障』と保険料を比較しました。

『メディフィット収入保障』は、知名度は高くないと思いますが、保険料の価格設定が割安な商品の一つです。

ちなみに、販売しているメディケア生命は、住友生命の100%系列です。

保険期間60歳まで、年金10万円(保証期間2年)、収入保障年金(亡くなったとき)と高度障害収入保障年金という見積もり条件で、それぞれの年齢の男性が加入したときの、保険料月額を比べています。

保険料は、標準体(割引なし)と非喫煙者健康体(割引率最高)の価格です。( )内が非喫煙者健康体です。

加入年齢 ネオファースト生命 メディケア生命
30歳 4,323円(2,383円) 2,796円(1,859円)
40歳 4,982円(2,699円) 2,991円(2,069円)
50歳 5,875円(3,609円) 3,260円(2,008円)

標準体(割引なし)の金額を見比べると、ネオファースト生命『ネオdeしゅうほ』の方が、かなり高いです。

異なる商品なので、保障内容はまったく同じではありませんが、それほど大きな違いはありません。

次に、( )内の、非喫煙者健康体の金額を見ると、その差は縮まっていますが、それでも『ネオdeしゅうほ』の割高感はくつがえりません。

『ネオdeしゅうほ』の保険料は割高です。

上で説明したように、保障プラン作成の柔軟さは、『ネオdeしゅうほ』の魅力の一つです。

しかし、保険料が割高だと、選べる保障プランは限られてしまいます。

就労不能時の保障は、十分とは言えない

重い病気の治療を受けることになると、治療のための支出増と、働けないことによる収入減の、ダブルパンチになります。

お金のことだけでいうと、亡くなるよりキツイかもしれません。

そうした事態に対応できないようでは、“収入保障”の名がすたります。

そこで、生保各社は、収入保障保険の、死亡以外の給付金充実を図っています。

しかし、進化はゆっくりとしています。

『ネオdeしゅうほ』の場合、三大疾病(がん、心疾患、脳血管疾患)については、競合他社より手厚く対応できています。

しかし、それ以外の病気・ケガで、働けなくなっても、1円も出ません。

たとえば、運転中に追突されて長期入院になったり、慢性腎不全で人工透析のために病院通いの日々になっても、給付金はまったく出ません。

同じぐらい困るのに、保険金が出るケースと出ないケースに分かれるのは、中途半端です。これだったら、他の手段で就業不能に備えることをお勧めしたくなります。

働けなくなったときの、生活費の確保を心配する人にとっては、物足りない保障内容です。

もっとも、『ネオdeしゅうほ』だけの弱点ではありません。業界全体としての、今後の課題と言えそうです。

おすすめ度 ■■■■

ネオファースト生命『ネオdeしゅうほ』のおすすめ度は、5点満点で1点です。

商品内容には、独自の工夫や魅力的な部分が見受けられます。

しかし、保険料が高いです。これに尽きます・・・

なお、『ネオdeしゅうほ』と比較して欲しい競合商品は、以下をご覧ください。

ネオファースト生命『ネオdeしゅうほ』の商品内容について、詳しく説明します。

ここまでの説明は、競合他社と比較するときに、頭に置いていただきたい点に絞っていました。

ここからは、この収入保障保険について、より踏み込んでご案内します。

年齢条件、保険料払込の取扱

加入できる年齢、保障を受けられる年齢、保険料払込の取り扱いは、以下のとおりです。

加入できる年齢

20歳~55歳

保障を受けられる年齢

満期(保障が終わる時期)は60歳か65歳かを選ぶ。

保険料払込期間

全期払(保険期間中、均等に払い込む)。

保険料払込方法

払込回数は月払年払のいずれか。

払込経路は口座振替クレジットカード支払から選べます。

保障内容

主契約(保険の本体)、付加できる特約に分けてご案内します。

主契約

『ネオdeしゅうほ』の主契約の概要を以下にまとめました。

他社の収入保障保険より、シンプルです。究極に近いくらいシンプルです。

  • 死亡したときに収入保障年金が出る。
  • 年金支払期間が、最低支払保証期間より短いときは、支払保障期間が終わるまで年金が支払われる。
  • 最低支払保証期間は、2年、5年のいずれか。
  • 配当金(保険会社の運用実績による、保険金の上乗せ)はない。
  • 解約返戻金はない。

特則・特約

以下の特則・特約を付けることで、保障をパワーアップできます。

なお、〈高度障害収入保障特則〉は、ほとんど他社商品では、主契約に組み込まれています。

障害収入保障特則

身体障害者福祉法の1級~3級になったら、障害収入保障年金を、保険期間満了まで受け取れます。年金額は、主契約の年金と同額です。

また以後の保険料のお払込みは不要になります。

なお、下の〈高度障害収入保障特則〉と同時に付加することはできません。

高度障害収入保障特則

所定の高度障害状態(失明、四肢の一部を失うなど)になると、高度障害収入保障年金を、保険期間満了まで受け取れます。年金額は、主契約の年金と同額です。

また以後の保険料のお払込みは不要になります。

特定疾病収入保障特則

以下のいずれかに該当すると、障害収入保障年金を、保険期間満了まで受け取れます。年金額は、主契約の年金と同額です。

また以後の保険料のお払込みは不要になります。

  • 初めて、がんの診断が確定したとき。
  • 急性心筋梗塞で、所定の手術を受けるか、継続20日以上の入院をしたとき。
  • 脳卒中で、所定の手術を受けるか、継続20日以上の入院をしたとき。
特定疾病保険料払込免除特約

所定の状態になると、以後の保険料払い込みは免除されます。

この特約は、I〜III型まであって、選ぶことができます。III型がもっとも手厚いです。

I型
  • がん(診断確定)
  • 急性心筋梗塞(所定の手術か、連続20日以上入院)
  • 脳卒中(所定の手術か、連続20日以上入院)
II型
  • がん・上皮内がん(診断確定)
  • 急性心筋梗塞(所定の手術か、連続20日以上入院)
  • 脳卒中(所定の手術か、連続20日以上入院)
III型
  • がん・上皮内がん(診断確定)
  • 心疾患(所定の手術か、連続20日以上入院)
  • 脳血管疾患(所定の手術か、連続20日以上入院)
リビング・ニーズ特約

余命が6ヶ月以内と診断されたら、年金の全部または一部を、受け取ることができます。

この特約を付けても、保険料は変動しません。

健康体割引特約

この特約を付けると、以下の保険料割引を受けることができます。ただし、割引になるには、いくつかの条件をクリアしなければなりません。

ちなみに、料金設定は、標準体(割引なし)、喫煙者健康体非喫煙者健康体の3段階に分かれています。

保険料は、上で名前をあげた順に、安くなっていきます。

判定基準は、以下のとおりです。

  1. 過去1年以内に喫煙していない。
  2. BMI値(肥満度)が18.0以上、27.0未満。
  3. 50歳未満は、血圧の最高140mmHg未満かつ最低90mmHg未満。
  4. 50歳以上は、血圧の最高150mmHg未満かつ最低100mmHg未満。
  5. 40歳以上に限り、血液中のGOT値が、30U/L以下。

1で、喫煙者か非喫煙者かが決まります。

2〜5で、健康体か標準体かが判定されます。

血液中のGOT値(肝臓の数値)は、他社では見かけません。この点で、40歳以上の判定基準は厳しく見えます。

ただし、50歳以上の血圧の基準は、他社より緩和されています。

人によって、他社より甘く感じられたり、厳しく感じられたりが、分かれそうです。

なお、前提条件として、健康・身体の状態が、同社の引受基準をクリアしている必要があります。

複数の保険商品の見積もりを比較するなら、保険の専門家を上手に活用しましょう。

収入保障保険を取り扱っているのは、大半がカタカナ生保・損保系生保です。

どんな生保会社があって、それぞれがどんな商品を扱っているのか、調べるだけでけっこう負担になります。

また、それぞれの商品の見積もりをして、保険料を比較するには、保険の知識や各社の商品知識が必要になります。とても、素人の手には負えません。

そこで、保険のプロの活用をオススメします。

保険のプロにはいろいろありますが、相談相手として選ぶべきは、上に名前をあげた保険商品を一通り取り扱っている保険のプロです。
そうでないと、ご自分の条件で、主要な保険商品を比較できなくなってしまいます。

では、どうすれば、そういう保険のプロに相談できるのでしょうか?
意外と簡単に、しかも無料でできてしまいます。詳しいことは

を、ご覧ください。

 記事の一覧


 ホーム

あなたに必要な保障

生命保険の入り方

終身保険の選び方
収入保障保険の選び方
定期保険の選び方
医療保険の選び方
がん保険の選び方
学資保険の選び方
就業不能保険の選び方

生命保険の見直し方

その他

Twitter

 ご注意

統計データや保険の商品内容については、慎重に扱っていますが、古くなっていたり、誤りがあるかもしれません。保険の専門家に相談した上で、最終的に判断を下してください。