オリックス生命の収入保障保険『家族をささえる保険キープ』の特徴と、メリット・デメリットをご案内します。

オリックス生命は、金融サービスを中心に多角的に事業を展開するオリックス・グループの100%グループ会社です。

同業他社の多くが、多機能な商品の開発に力を注ぐ中、オリックス生命は、思い切り良く機能を絞り込み、手頃な保険料で提供することを主眼としているようです。

収入保障保険『家族をささえる保険キープ』も、そんなオリックス生命らしい商品です。

なお、収入保障保険の仕組みなどを知りたい方は、収入保障保険の選び方をご覧ください。

『家族をささえる保険キープ』を、競合商品と比べたときの特徴

他社の収入保障保険と比べたときの、『家族をささえる保険キープ』の特徴をまとめると、以下のとおりです。

  • 保障 
    基本重視のシンプルさ。働けなくなったときの保障はない。
  • 保険料 
    喫煙や健康状態による割引なし。それでもお手頃価格。
  • 他社に無い強み 
    特に無い。

こうした特徴を、競合商品と比べたときのメリット・デメリットという視点で、整理します。

メリット

『家族をささえる保険キープ』の、一番のメリットは以下です。

  • 喫煙者や、健康状態に自信がない(=既往症や持病はないが、不安材料はある)人に優しい保険料。

競合する収入保険のほとんどは、喫煙の有無や健康状態による保険料割引制度を設けています。

ところが、オリックス生命は、割引制度なしの、一律の保険料を堅持しています。

同社としては、商品の仕組みだけでなく、手続きもシンプルに保ちたいのでしょう。

そんな『家族をささえる保険キープ』の保険料を、メディケア生命『メディフィット収入保障』と比較しました。

『メディフィット収入保障』は、知名度は高くないと思いますが、保険料の価格設定が割安な商品の一つです。

ちなみに、販売しているメディケア生命は、住友生命の100%系列です。

保険期間60歳まで、年金10万円(保証期間5年)の見積もり条件で、それぞれの年齢の男性が加入したときの、保険料月額です。

なお、メディケア生命『メディフィット収入保障』は保険料割引をおこなっています。下表は、最安値と最高値を記載しています。

加入年齢 オリックス生命 メディケア生命
30歳 2,570円 1,839〜2,932円
40歳 2,930円 2,095〜3,257円
50歳 3,040円 2,306〜3,961円

オリックス生命の保険料は、メディケア生命の最高値と最安値の間に収まっています。

ということは、メディケア生命の基準(喫煙の有無、血圧、肥満度)をすべてクリアできる人は、オリックス生命を選ぶと割高になります。

逆に、メディケア生命で割引をまったく受けられない人は、オリックス生命の方がオトクです。

特に、

タバコを吸う人には、『家族をささえる保険キープ』の保険料はオトクです。

参考までに、メディケア生命『メディフィット収入保障』の非喫煙者標準体(=喫煙しないが、健康条件をクリアできない)の保険料と、比較したのが下表です。

加入年齢 オリックス生命 メディケア生命
30歳 2,570円 2,555円
40歳 2,930円 2,875円
50歳 3,040円 3,078円

比較した3パターンとも、メディケア生命のほうが安くなりましたが、ほぼ同水準です。

このくらいの差なら、見積もり条件や保障内容によっては、逆転があるかもしれません。

『家族をささえる保険キープ』の保険料は、タバコを吸わない、並の健康状態の人に程良い料金設定のようです。

ちなみに、メディケア生命の健康優良体の基準は以下のようになっています。

  • 1年以内に喫煙していない。
  • BMI値(肥満度)18以上27未満
  • 最高血圧140未満で、最低血圧90未満

タバコを吸う人はもちろん、喫煙しないけれど、他の基準をクリアできそうにないなら、『家族をささえる保険キープ』を候補に加える価値はありそうです。

デメリット

『家族をささえる保険キープ』を競合商品と比べたとき、気になるのは以下の2つです。

  • 働けなくなったときの収入保障はない。
  • 加入年齢によって、保障プランが制約される。

以下で詳しく説明します。

働けなくなったときの収入保障はない

重い病気の治療を受けることになると、治療のための支出増と、働けないことによる収入減の、ダブルパンチになります。

お金のことだけでいうと、亡くなるよりキツイかもしれません。

そうした事態に対応できないようでは、“収入保障”の名がすたります。

そこで、生保各社は、収入保障保険の、死亡以外の年金充実を図っています。

現時点で、満足できる水準には達していませんが・・・

オリックス生命『家族をささえる保険キープ』はと言うと、高度障害状態(失明、四肢の一部を失う等)で年金は出ますが、そこまでです。

たとえば、三大疾病(がん、急性心筋梗塞、脳卒中)や交通事故のケガで働けなくなっても、『家族をささえる保険キープ』からは1円も出ません。

働けなくなったときの、生活費の確保を心配する人には、お勧めできません。

加入年齢によって、保障プランが制約される

加入年齢によって、保険期間(保障を受けられる期間)と支払保証期間(年金を受給できる保証期間)の選び方が制限されます。

加入者の年齢・性別によっては、希望する保障プランを作れない恐れがあります。

致命的な問題ではありませんが、ちゃんと保障プランを作りたい人には、不快なルールです。

以下のようになっています。

保険期間55歳満了

支払保証期間の1年か5年を選べるのは、下表の年齢に当てはまる人です。

性別 支払保証期間
1年 5年
男性 26歳~36歳 23歳~45歳
女性 26歳~34歳 23歳~45歳
保険期間60歳満了

支払保証期間の1年か5年を選べるのは、下表の年齢に当てはまる人です。

性別 支払保証期間
1年 5年
男性 23歳~40歳 23歳~50歳
女性 23歳~40歳 23歳~44歳
保険期間65歳満了

支払保証期間の1年か5年を選べるのは、下表の年齢に当てはまる人です。

性別 支払保証期間
1年 5年
男性 25歳~46歳 25歳~55歳
女性 25歳~45歳 25歳~46歳

おすすめ度 ■■■■■

オリックス生命『家族をささえる保険キープ』のおすすめ度は、5点満点で2点です。

基本的な機能に絞り込まれているため、いろいろなニーズに応えることはできません。

そういう意味で、保険商品としての値打ちを評価すると、辛口になってしまいます。

とは言え、特定のニーズの持ち主、たとえば以下に当てはまる方々には、魅力的な選択肢になりえます。

  • 亡くなったときの保障だけ準備したい。
  • タバコを吸う。
  • タバコを吸わないが、健康状態に自信があるわけではない。

なお、『家族をささえる保険キープ』と比較して欲しい競合商品は、以下をご覧ください。

ところで、上に書いたように、収入保障保険の、働けなくなったときの収入保障は、まだ発展途上です。

たったら、収入保障保険は死亡保障だけにして、別に就業不能保険所得補償保険に加入する方法もあります。

就業不能保険・所得補償保険については、以下で採り上げています。

オリックス生命『家族をささえる保険キープ』の商品内容について、詳しく説明します。

ここまでの説明は、競合他社と比較するときに、頭に置いていただきたい点に絞っていました。

ここからは、この収入保障保険について、より踏み込んでご案内します。

年齢条件、保険料払込の取扱

加入できる年齢、保障を受けられる年齢、保険料払込の取り扱いは、以下のとおりです。

加入できる年齢

23歳~55歳。

ただし、保障プランによって、年齢制限がある。

保障を受けられる年齢

満期(保障が終わる時期)は、55歳、60歳、65歳のいずれか。

保険料払込期間

全期払(保険期間中、均等に払い込む)のみ。

保険金額

年金の月額は、10万円、15万円、20万円のいずれか。

保険料払込方法

払込回数は月払半年払年払のいずれか。

払込経路は口座振替クレジットカード支払から選べます。

保障内容

主契約(保険の本体)、付加できる特約に分けてご案内します。

主契約

『家族をささえる保険キープ』の主契約の概要は、以下のとおりです。

  • 死亡したときに収入保障年金、または所定の高度障害状態になったときに、高度障害年金が出る。
  • 不慮の事故で所定の身体障害状態(片眼失明、両耳聴力喪失など)になったら、以後の保険料の払込みは免除され、保障はそのまま継続する。
  • 年金支払期間が、支払保障期間より短いときは、支払保障期間が終わるまで年金が支払われる。
  • 年金支払保障期間は、1年間、5年間のいずれか。
  • 配当金(保険会社の運用実績による、保険金の上乗せ)はない。
  • 解約返戻金はない。

特約

保障にかかわる特約には、以下があります。

年金月額上乗特約

この特約を付加すると、主契約の収入保障年金および高度障害年金が、増額されます。

災害割増特約

被保険者本人またはその家族が、不慮の事故により死亡または高度障害状態になった場合に、災害死亡保険金・災害高度障害保険金が出ます。

傷害特約

被保険者本人またはその家族が、不慮の事故により死亡または身体障害状態になった場合に、災害死亡保険金・障害給付金が出ます。

リビング・ニーズ特約

余命が6ヶ月以内と診断されたら、年金の全部または一部を、受け取ることができます。

指定代理請求特約

本来、年金を受け取ることのできる人が、請求ができない事情があるときに(病気や事故による意識不明など)、代理で請求できる人を、あらかじめ決める特約です。

請求手続きが簡単かつすみやかに運びます。

この特約は、保険料がかかりません。

保険料の割引制度

競合他社商品のほとんどは、喫煙の有無や健康状態による、保険料割引制度を設けています。

オリックス生命『家族をささえる保険キープ』は例外で、一律の保険料です。

複数の保険商品の見積もりを比較するなら、保険の専門家を上手に活用しましょう。

収入保障保険を取り扱っているのは、大半がカタカナ生保・損保系生保です。

どんな生保会社があって、それぞれがどんな商品を扱っているのか、調べるだけでけっこう負担になります。

また、それぞれの商品の見積もりをして、保険料を比較するには、保険の知識や各社の商品知識が必要になります。とても、素人の手には負えません。

そこで、保険のプロの活用をオススメします。

保険のプロにはいろいろありますが、相談相手として選ぶべきは、上に名前をあげた保険商品を一通り取り扱っている保険のプロです。
そうでないと、ご自分の条件で、主要な保険商品を比較できなくなってしまいます。

では、どうすれば、そういう保険のプロに相談できるのでしょうか?
意外と簡単に、しかも無料でできてしまいます。詳しいことは

を、ご覧ください。

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