はなさく生命『はなさく収入保障』

はなさく生命『はなさく収入保障』

はなさく生命の収入保障保険『はなさく収入保障』の特徴と、メリット・デメリットをご案内します。

はなさく生命は大手生保日本生命のグループ会社で、保険商品のネット通販や保険ショップなどへの供給をおこなう保険会社です。2018年設立で、もっとも若い生保会社の一つです。

このページでは、そんなはなさく生命の収入保障保険『はなさく収入保障』について解説します。

収入保障保険を比較検討するときの着眼点はこちらです。

以下の点に着目しながら比較します。

  • 死亡保障以外を自由に付け外しできるか。
  • 自分に有利な保険料率が用意されているか。
  • 数十年続ける保険なので、保険会社の経営安定性も重要。

以下で、いくつか補足説明します。

死亡保障以外を自由に付け外しできる

収入保障保険は本来は死亡保険ですが、他社との差別化のために、就業不能保険の機能(病気等で収入が無くなったときに保険金が出る)も提供する商品が増えています。

しかし、保険は、目的ごとに別々に加入することが望ましいです。なぜなら・・・

  • 目的ごとに別々に比較して、それぞれベストの商品を選びたい。
  • 将来、保険を変更したくなっても、望み通りにならないリスクがある。

2つ目ですが、たとえば、就業不能保険の機能を残して、死亡保険の機能だけを解約することはできません。

自分に合った保険料率の商品を選ぶ

収入保障保険、健康状態や喫煙の有無などにより保険料率が変化する商品が多いからです。

長く続ける保険なので、自分に合ったものを慎重に選びたいです。

『はなさく収入保障』のメリット・デメリットと、お勧め度はこちらです。

上の基準をもとに、『はなさく収入保障』のお勧め度を判定しました。

『はなさく収入保障』は長い目で見るとお勧めできますが、現時点で、はなさく生命は苦情が多いです。

以下で補足説明します。

『はなさく収入保障』の保障内容・保険料

保障内容、保険料については、次のとおりです。

保障内容

死亡保険(遺族年金)に特化した基本プランと、障害年金や介護年金も出る障害・介護プランとが用意されています。

障害年金 高度障害状態になるか、身体障害者手帳交付(1〜4級)で、年金をもらえる。
介護年金 公的介護保険制度の要介護1〜5になったら、年金をもらえる。

収入保障保険は、商品による保障内容の差が小さいです。

『はなさく収入保障』の保障内容も、業界標準にのっとった安心できるものです。

保険料率

『はなさく収入保障』の保険料率は次の4タイプに分かれています。条件は他社より少しゆるいです。

料率 健 康 状 態 喫 煙 有 無
(過去1年)
非喫煙者健康体料率 良好 なし
非喫煙者標準体料率 なし
喫煙者健康体料率 良好 あり
標準体料率 あり

血圧(最大140未満、最小90未満、ただし40歳以上は150と100)BMI(17〜27、ただし40歳以上は17〜28)の2つのハードルをクリアできれば、健康体と認められます。

健康体の基準は、他社より少し広いです。

保険料の割安感

もっともシンプルな保障プランの保険料を、保険料相場(主な商品の平均的な金額)と比較しました。

年金月額15万円+保証期間2年で、65歳まで保障するプランです。

男性
加入年齢 はなさく収入保障 保険料相場
25歳 3165円〜5280円 3330円〜5740円
35歳 3225円〜7545円 3550円〜6610円
45歳 3465円〜8175円 3830円〜7560円

『はなさく収入保障』の保険料は、保険料相場に近い印象です。健康体であれば、少し安くなりそうです。

女性
加入年齢 はなさく収入保障 保険料相場
25歳 2300円〜5210円 2300円〜3970円
35歳 2750円〜6125円 2760円〜5140円
45歳 3080円〜6350円 3050円〜6020円

『はなさく収入保障』の保険料は、保険料相場に近い印象です。ただし、標準体(健康状態が優良でない人)の保険料は高くなる可能性があります。

経営安定性は期待できる

はなさく生命の2021年度の決算情報を見ると、売上は勢い良く伸びています。とは言え、営業開始から間もないので、もうしばらく様子を見る必要がありそうです。

もっとも、歴史がある大手生保の一つ日本生命グループなので、破綻等のリスクはかなり小さいと考えられます。

苦情は多め

生命保険協会が定期的に生命保険各社についての苦情件数を公表しています。

はなさく生命は、苦情が多い生命保険会社の一つです。

営業開始から間もないため、組織や人材の練度が今ひとつなのかもしれません。とは言え、日本生命系列なので、それほど時間をかけないでレベルアップするのではないでしょうか(?)

『はなさく収入保障』といっしょに比較していただきたい収入保障保険はこちらです。

『はなさく収入保障』といっしょに候補として比較していただきたいのは、次の商品です。

なお、収入保障保険はどの商品を選んでも保障内容に大きな違いはありません。差が小さい部分の解説は省略しています。

『じぶんと家族のお守り』(SOMPOひまわり生命)

大手損保、損保ジャパンと同じグループの、SOMPOひまわり生命の収入保障保険です。

  • 大手損保グループの安心感
  • 割安な保険料設定
  • 保険料が5年毎に安くなる払込方式を選べる
  • 加入後でも、安い保険料率に切替可能な「健康☆チャレンジ!制度」

『新収入保障保険』(三井住友海上あいおい生命)

大手損保、三井住友海上・あいおいニッセイ同和と同じグループの、三井住友海上あいおい生命の収入保障保険です。

  • 大手損保グループの安心感
  • 保険料水準は標準的だが、優良運転者向けの割引がある

保険のプロに相談するなら、中立性が高く、商品を比較できるところを選びましよう。

わかりにくい保険だからこそ、中立な立場で助言してくれるプロに相談したいです。

保険ショップか独立系FP

保険を販売する人たちを、中立性と商品知識の2つの角度から分類したのが下の図です。

商品知識 保険ショップ 独立系FP 銀行窓口 一般の保険代理店 保険会社の直営 店または営業

お勧めしたいのは、赤い文字の「保険ショップ」または「独立系FP」です。「独立系FP」とは、特定の保険会社に所属しないFPのことです。

保険ショップ
  • 取り扱う保険会社数がもっとも多く、中立性は高い。
  • 各社の商品についてよく知っているが、保険・家計の知識は店舗による。
独立系FP
  • 複数の保険会社の商品を取り扱っており、中立性は高い。
  • 各社の商品についてよく知っており、保険・家計の知識もある。

基本から相談したいときにFP保険相談を、入りたい保険がだいたい決まっていて、商品選びをしたいときは保険ショップをお勧めします。

お勧めしたい保険のプロはこちら

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