ソニー生命『家族収入保険』

ソニー生命『家族収入保険』

ソニー生命の収入保障保険『家族収入保険』の特徴と、メリット・デメリットをご案内します。

ソニー生命は、世界的なエレクトロニクス企業ソニー系列の生命保険会社です。

このページでは、ソニー生命の収入保障保険『家族収入保険』について解説します。

収入保障保険を比較検討するときの着眼点はこちらです。

以下の点に着目しながら比較します。

  • 死亡保障以外を自由に付け外しできるか。
  • 自分に有利な保険料率が用意されているか。
  • 数十年続ける保険なので、保険会社の経営安定性も重要。

以下で、いくつか補足説明します。

死亡保障以外を自由に付け外しできる

収入保障保険は本来は死亡保険ですが、他社との差別化のために、就業不能保険の機能(病気等で収入が無くなったときに保険金が出る)も提供する商品が増えています。

しかし、保険は、目的ごとに別々に加入することが望ましいです。なぜなら・・・

  • 目的ごとに別々に比較して、それぞれベストの商品を選びたい。
  • 将来、保険を変更したくなっても、望み通りにならないリスクがある。

2つ目ですが、たとえば、就業不能保険の機能を残して、死亡保険の機能だけを解約することはできません。

自分に合った保険料率の商品を選ぶ

収入保障保険、健康状態や喫煙の有無などにより保険料率が変化する商品が多いからです。

長く続ける保険なので、自分に合ったものを慎重に選びたいです。

『家族収入保険』のメリット・デメリットと、お勧め度はこちらです。

上の基準をもとに、『家族収入保険』のお勧め度を判定しました。

『家族収入保険』は、割引の基準が厳しいわりに保険料が高く、お勧めできません。

以下で補足説明します。

『家族収入保険』の保障と保険料

保障内容、保険料については、次のとおりです。

保障内容

死亡保障(=家族年金)がメインですが、そこに「生活保障特約14」を付加することで、障害年金と介護年金を追加できます。

障害年金 介護年金 家族年金(死亡保障)

収入保障保険は、商品による保障の差が小さい保険です。『家族収入保険』も、基本を押さえた安心できる保障内容です。

障害年金は高度障害状態と身体障害者手帳交付(1〜3級)、介護年金は要介護2以上または要介護状態180日以上継続になると、それぞれ年金が出ます。

保険料率

『家族収入保険』の保険料率は次の4タイプに分かれていますが、条件は他社より厳しいです。

料率 血圧+BMI値 過去1年喫煙
唾液検査
非喫煙者優良体保険料率 良好 良好
喫煙者優良体保険料率 良好
非喫煙者標準体保険料率 良好
標準体保険料率

血圧(最大135未満、最小90未満、ただし40歳以上は140未満と90未満)BMI(18.0〜26.9)尿検査(蛋白、糖、潜血が+でない)の3つのハードルをクリアできれば、優良体と認められます。

他社より厳しい基準です。

保険料の割安感

シンプルな保障の保険料を、保険料相場(主な商品の平均的な金額)と比較しました。

35歳で加入、年金月額20万円+保証期間2年で、60歳まで保障するプランです。

男性
保険料率 家族収入保険 保険料相場
非喫煙+優良体 4340円 3800円
非喫煙+標準体 5200円 4600円
喫煙+優良体 5600円 4900円
割引なし 6100円 5600円

『家族収入保険』の保険料は、全パターンで相場より高くなりました。

女性
保険料率 家族収入保険 保険料相場
非喫煙+優良体 3360円 2900円
非喫煙+標準体 3960円 3600円
喫煙+優良体 4280円 3280円
割引なし 4640円 4060円

『家族収入保険』の保険料は、全パターンで相場より高くなりました。

経営安定性は盤石

ソニー生命の母体であるソニーグループは、東京海上日動を超える売上高を誇る巨大企業です。そして、ソニー生命をはじめとした金融事業は、ソニーグループの収益の柱の一つに成長しています。

また、2021年度の決算情報を見ると、ソニー生命は業績を順調に伸ばしています。

ソニー生命は、一生の保険を託す保険会社として、不足はありません

『家族収入保険』といっしょに比較していただきたい収入保障保険はこちらです。

『家族収入保険』といっしょに候補として比較していただきたいのは、次の商品です。

なお、収入保障保険はどの商品を選んでも保障内容に大きな違いはありません。差が小さい部分の解説は省略しています。

『新収入保障保険』(三井住友海上あいおい生命)

大手損保、三井住友海上・あいおいニッセイ同和と同じグループの、三井住友海上あいおい生命の収入保障保険です。

  • 大手損保グループの安心感
  • 保険料水準は標準的だが、優良運転者向けの割引がある

『はなさく収入保障』(はなさく生命)

はなさく生命は最も新しい生命保険会社の一つですが、日本生命グループの安心感があります。

  • 大手生保グループの安心感
  • 40歳以上の健康体判定基準が緩和されている
  • 健康体の保険料は割安感が高い

保険のプロに相談するなら、中立性が高く、商品を比較できるところを選びましよう。

わかりにくい保険だからこそ、中立な立場で助言してくれるプロに相談したいです。

保険ショップか独立系FP

保険を販売する人たちを、中立性と商品知識の2つの角度から分類したのが下の図です。

商品知識 保険ショップ 独立系FP 銀行窓口 一般の保険代理店 保険会社の直営 店または営業

お勧めしたいのは、赤い文字の「保険ショップ」または「独立系FP」です。ここでの「保険ショップ」は、全国チェーンかそれに近い規模のものを指します。

保険ショップ
  • 取り扱う保険会社数がもっとも多く、中立性は高い。
  • 各社の商品についてよく知っているが、保険・家計の知識は店舗による。
独立系FP
  • 複数の保険会社の商品を取り扱うので、中立性はそこそこ高い。
  • 各社の商品についてよく知っており、保険・家計の知識もある。

担当の人が公正な人柄で、勉強熱心であっても、こちらに勧めてくるのは自分が販売できる商品です。結局はかたよってしまいます。

また、販売できない商品については、保障プラン設計や見積作成の機会がないので、商品知識が深まりません。

できるだけ多くの保険会社の商品を取り扱えるプロに相談するのが無難です。

お勧めしたい保険のプロはこちら

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