生命保険の種類
いろいろある中から、主なもの、このサイトで取り上げたいものをまとめました。
保険の種類 | 概要 | ポイント |
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定期の死亡保険
《詳細》 |
死んだら遺族等に保険金が支払われます。
保障される期間が決まっています。 |
一定期間限定の死亡保障がほしい人に向いています。
いわゆる掛け捨ての保険です。 |
逓減定期の死亡保険 | 定期の死亡保険の機能を進化させた死亡保険。自動的に保険金(受け取れる金額)が減少します。 | 子供が自立するまでの、世帯主の死亡保障に向いています。
いわゆる掛け捨ての保険です。 |
収入保障保険
《詳細》 |
上の逓減定期の死亡保険に、保険金を月々に分割して受け取れる機能が加わりました。 | 子供が自立するまでの、世帯主の死亡保障に最適です。
いわゆる掛け捨ての保険です。 |
終身の死亡保険
《詳細》 |
死んだら遺族等に保険金が支払われます。
保障される期間は一生涯です。 |
一生涯の死亡保障がほしい人に向いています。保険料は定期保険よりかなり高くなります。
貯蓄性があります(注1)。 |
定期付終身保険
《詳細》 |
終身保険を主契約、定期保険を特約とするセット商品です。
子持ち世帯向けです。 |
保険としてどうこう言う以前に、国内大手生保の割高な商品ばかりなので、お勧めできません。 |
アカウント型保険
《詳細》 |
定期付終身保険の進化形です。見直しが柔軟にできるようになりました。 | 定期付終身保険の欠点をすべて引き継いだ上で、いっそうわかりにくくなっています。 |
組み合わせ型保険
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自分で保障の組み合わせを選べるセット商品です。 | 定期付終身保険より柔軟性は高くなっていますが、その欠点のほとんどを受け継いでいます。 |
医療保険
《詳細》 |
入院したときの、治療費をまかなうための保険です。 | 定期型と終身型があります。
入院給付金(入院日数に応じた給付金)と手術給付金がメイン。 |
引受基準緩和型医療保険 | 健康体でない人向けの医療保険です。 | 保険料は、普通の医療保険より高くなります。加入できる条件は、保険会社によって差があります。 |
がん保険 | がんの治療に特化した医療保険です。 | 定期タイプと終身タイプがあります。
保険会社によって、もっとも商品内容に違いがあるジャンルです。 |
養老保険 | 保障される期間が決まっていて、死んでも死ななくても、満期になると所定の金額が支払われます。 | 低金利の昨今では貯蓄としてのうまみはありません。
取り扱っていない保険会社は多数あります。 |
個人年金保険 | 老後のため生命保険会社に貯金する、という保険商品です。 | 低金利時代ゆえに、利回りは悪いです。それでも預貯金よりは高いです。
要件をみたすと税金面で優遇されます。 |
学資保険
《詳細》 |
学資を貯めるための保険です。子供や親の入院・死亡を保障する商品もあります。 | 低金利時代ゆえに、利回りは悪いです。ただし、20年前後の堅実な貯蓄としては、預貯金より優秀です。 |
生命保険と似ている商品
損害保険
損害保険会社も、死亡や病気・けがに対して、保険金や給付金が出る商品を取り扱っています。
保険の種類 | 概要 | ポイント |
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傷害保険 | ケガによる死傷の損害を補償します(病気は含まない)。 | 死亡保険金、治療費の補償がメインですが、その範囲は保険会社によって異なります。 |
人身傷害保険 | 自動車保険に付く傷害保険。 | 死亡保険金、治療費だけでなく、休業補償、慰謝料など補償範囲は広いです。 |
医療保険 | 生命保険会社の医療保険とほとんど同じ。 |
共済
共済は、組織の成り立ちが保険会社とは違います。そのため、保険料を掛金、配当を割戻金と呼ぶなど、細かな違いは多数あります。
しかし、消費者の目線では、生命保険と同じサービスと考えてよいでしょう。
品ぞろえはとても充実しています。生命保険会社の保険商品と同じような保障は、一通り提供されています。
ただし、アカウント型保険、収入保障保険など、比較的あたらしいタイプの保障は例外です。
表にすると、上の生命保険の表の繰り返しになるので、割愛します。
なお、共済を検討されるときは、共済も検討すべき?を参考になさってください。