アクサ生命のネット保険『がん終身』

アクサ生命のネット保険『がん終身』

アクサ生命のネット保険『がん終身』について徹底解説します。

アクサ生命は、フランスに拠点を置く世界トップクラスの保険グループの、日本法人です。

このページでは、そんなアクサ生命のネット保険(=ネットで手続きが完結する保険)『がん終身』について解説しています。

わかりやすくて一生使えるがん保険です。

現在、経年劣化しやすいがん保険がいくつも販売されています。

さいわい、アクサ生命のネット保険『がん終身』は、これに当てはまりません。

危険ながん保険が増殖中

がんは日本人の死因No.1で、一生の病気です。加入から数十年後に使う可能性が高い保険です。

ですから、経年劣化しやすい保障内容では困ってしまいます。しかし、そういう商品がいくつも販売されています。

そうした商品には、次のような特徴があります。

  • 個々の治療法に依存する給付金が組み込まれている。
  • 給付金の支払条件が、今の治療法に依存している。

がん治療は進歩のペースが速いです。新しい治療法がいつ登場するかわかりません。あるいは、同じ治療法でも、将来、回数や期間が短縮されるかもしれません。

ですので、個々の治療法に密接すぎる給付金は、経年劣化するリスクが大きいです。

経年劣化しにくい保障内容とは

がん保険の給付金の中で経年劣化しにくいのが、次の給付金です。

かなり劣化しにくい
  • 診断給付金
劣化しにくい
  • 入院給付金
  • 手術給付金
やや劣化しにくい
  • 通院給付金
  • 抗がん剤治療給付金
  • 放射線治療給付金

主契約がこれらの給付金だけで構成されているがん保険は、経年劣化しにくいです。

これら以外の給付金があっても、付けるか外すかを選択できる商品であれば、安全です。

アクサ生命のネット保険『がん終身』は、経年劣化しにくいがん保険です。

詳しい保障内容は、下で解説しています。

アクサ生命『がん終身』の保障内容

『がん終身』の概要

このがん保険の仕組みを図にすると、次のようになります。特約は、付けるか外すかを選べます。

がん入院給付金 主契約 がん診断給付金 (給付は1回限り) 主契約 抗がん剤治療給付金 (80歳までの更新型) 特約 がん手術給付金 特約 がん先進医療給付金 (80歳までの更新型) 特約 退院後療養給付金 特約 女性がん入院給付金 特約 がん無事故給付金 (保険を3年使わなければ給付) 特約

『がん終身』のメリット

このがん保険には、以下のようなメリットがあります。

  • 主契約は経年劣化しにくい。
  • ピッタリの保障プランを作りやすい。

プラン設計の自由度が高いので、自分にピッタリの保障を用意できます。保険料のムダ遣いが起こりにくいです。

『がん終身』のデメリット

このがん保険には、以下のようなデメリットがあります。

  • 放射線治療給付金がない。
  • 通院給付金がない。
  • 抗がん剤治療給付金は80歳で消滅。
  • 10年ごとに保険料が変わる特約がある。

どのデメリットも致命的ではないです。

まず、放射線治療(原則、通院でおこなわれます)の費用と通院費用とは、がん診断給付金でカバーできます。診断給付金を計画的に使いましょう。

抗がん剤治療は副作用が強いので、患者が80歳以上だと、実施しないことも多いようです。とは言え、実施することもよくありますし、今後、良い薬が開発されるかもしれません。80歳で消滅するのは弱点です。

10年ごとに保険料が変わるのは、先進医療給付金では他社でもよくあります。しかたがないのでしょう。

アクサ生命『がん終身』なら、安い保険料で加入できます。

この商品は、次の2つの点から、安い保険料で加入できます。

  • ネット通販なので、低価格にできる。
  • プラン設計の自由度が高いので、保障をスリム化できる。

具体例をご覧ください。

vs アフラック『「生きる」を創るがん保険 WINGS』

35歳女性が、終身保障、保険料終身払込で、以下の保障に加入したときの、保険料比較です。

アクサ生命 アフラック
10,000円 入院給付金 10,000円
通院給付金 10,000円
100万円 診断給付金 50万円
特定診断給付金 50万円
複数回診断給付金 50万円
治療給付金 月10万円
10万円 手術給付金
最大500万万円 先進医療給付金 最大2,000万円
10万円 退院一時金
特定保険外診療給付金 月50万円
がんゲノム検査給付金 月10万円
精密検査給付金 2万円
2,170円 月々の保険料 4,609円

アフラックのがん保険は、保険料が高いですが、保障内容も盛りだくさんです。

すべての給付金の必要性が同レベルとは考えにくいのですが、すべてが自動的にセットされています(金額は変更できます)。

また、特定の治療法や検査法に特化した給付金がいくつかあります。経年劣化しないか不安になります。

アフラックのがん保険の保障内容は、一般消費者にはたぶん理解できませんね・・・

vs オリックス生命『がん保険ビリーブ』

35歳女性が、終身保障、保険料終身払込で、以下の保障に加入したときの、保険料比較です。

アクサ生命 オリックス生命
10,000円 入院給付金 10,000円
100万円 診断給付金 100万円
治療給付金 50万円
10万円 手術給付金 20万円
最大500万万円 先進医療給付金 最大2,000万円
10万円 退院一時金 10万円
2,170円 月々の保険料 2,745円

オリックス生命『がん保険Believe[ビリーブ]』もネット通販している商品なので、保険料は割安です。

ただし、アクサ生命『がん終身』は、ここから手術給付金先進医療給付金退院一時金を外すことができます。はずすと、保険料は以下のようになります。

月々2,170円 月々1,660円

安ければいいというものではないでしょうけど、アクサ生命『がん終身』の方が、選択の幅が広いのですね。

候補に加えたい、経年劣化しにくくて、コスパがいいがん保険

詳しい保障内容やお勧めプランは、各商品の解説ページにあります。

SOMPOひまわり生命
『勇気のお守り』(がん診断給付型)
  • 主契約は「がん診断給付金」
  • タバコを吸わない人にオトクな非喫煙者保険料率

詳しい解説ページ

SOMPOひまわり生命
『&LIFE ガン保険Sセレクト』
  • 「ガン診断給付型」「ガン入院給付型」どちらでもOK

詳しい解説ページ

お勧め商品は、次の2つの要件を充たしています。

  • 保障が経年劣化しにくい。
  • 保険料設定が手頃で、プラン設計の自由度が高い。

保険のプロに相談するなら、中立性が高く、商品を比較できるところを選びましよう。

わかりにくい保険だからこそ、中立な立場で助言してくれるプロに相談したいです。

保険ショップか独立系FP

保険を販売する人たちを、中立性と商品知識の2つの角度から分類したのが下の図です。

商品知識 保険ショップ 独立系FP 銀行窓口 一般の保険代理店 保険会社の直営 店または営業

お勧めしたいのは、赤い文字の「保険ショップ」または「独立系FP」です。「独立系FP」とは、特定の保険会社に所属しないFPのことです。

保険ショップ
  • 取り扱う保険会社数がもっとも多く、中立性は高い。
  • 各社の商品についてよく知っているが、保険・家計の知識は店舗による。
独立系FP
  • 複数の保険会社の商品を取り扱っており、中立性は高い。
  • 各社の商品についてよく知っており、保険・家計の知識もある。

基本から相談したいときにFP保険相談を、入りたい保険がだいたい決まっていて、商品選びをしたいときは保険ショップをお勧めします。

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