メディケア生命『メディフィットがん保険』
メディケア生命『メディフィットがん保険』を、徹底分析しました。
メディケア生命は、大手生保、住友生命の100%子会社です。
金融機関や保険ショップに対して、保険料の安い保険商品を供給しています。
このページでは、そんなメディケア生命のがん保険『メディフィットがん保険』を解説します。
メディケア生命『メディフィットがん保険』は一生使える保険?
現在、経年劣化しやすいがん保険がいくつも販売されています。
危険ながん保険が増殖中
がんは日本人の死因No.1で、一生の病気です。加入から数十年後に使う可能性が高い保険です。
ですから、経年劣化しやすい保障内容では困ってしまいます。しかし、そういう商品がいくつも販売されています。
そうした商品には、次のような特徴があります。
- 個々の治療法に依存する給付金が組み込まれている。
- 給付金の支払条件が、今の治療法に依存している。
がん治療は進歩のペースが速いです。新しい治療法がいつ登場するかわかりません。あるいは、同じ治療法でも、将来、回数や期間が短縮されるかもしれません。
ですので、個々の治療法に密接すぎる給付金は、経年劣化するリスクが大きいです。
経年劣化しにくい保障内容とは
がん保険の給付金の中で経年劣化しにくいのが、次の給付金です。
かなり劣化しにくい |
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劣化しにくい |
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多少は劣化するかも |
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主契約がこれらの給付金だけで構成されているがん保険は、経年劣化しにくいです。
これら以外の給付金があっても、付けるか外すかを選択できる商品であれば、安全です。
『メディフィットがん保険』は経年劣化のリスクが大きな商品です。
詳しい保障内容は、下で解説しています。
『メディフィットがん保険』の保障内容
『メディフィットがん保険』の概要
このがん保険の仕組みを図にすると、次のようになります。
主契約には1型と2型の2つがあり、保障される治療の範囲が異なります。
お勧めできない2つの理由
『メディフィットがん保険』には、2つの懸念事項があり、お勧めできません。
経年劣化のリスクが大きい
主契約は治療給付金で構成されています。治療給付金は経年劣化のリスクが大きいです。
急速に劣化するとか、全面的に劣化することはないかもしれません。
とは言え、もっと経年劣化しにくいがん保険が他にあるのに、わざわざ『メディフィットがん保険』を選ぶ理由はありません。
すでに加入している人が、あわてて止めることはないかもしれません。でも、これから加入する人には、避けていただきたいです。
保障の優先度がおかしい
自由診療抗がん剤治療給付金のような、優先度が低い(=誰にとっても必要とは考えられない)給付金が主契約に入っているのは、納得しにくいです。
必要としない人にとっては、不要な保障を押し付けられることになります。
懸念が2つもあるがん保険を、選びたくはないですね。
候補に加えたい、経年劣化しにくくて、コスパがいいがん保険
詳しい保障内容やお勧めプランは、各商品の解説ページにあります。
『勇気のお守り』(がん診断給付型) |
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『&LIFE ガン保険Sセレクト』 |
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お勧め商品は、次の2つの要件を充たしています。
- 保障が経年劣化しにくい。
- 保険料設定が手頃で、プラン設計の自由度が高い。
保険のプロに相談するなら、中立性が高く、商品を比較できるところを選びましよう。
わかりにくい保険だからこそ、中立な立場で助言してくれるプロに相談したいです。
保険ショップか独立系FP
保険を販売する人たちを、中立性と商品知識の2つの角度から分類したのが下の図です。
お勧めしたいのは、赤い文字の「保険ショップ」または「独立系FP」です。「独立系FP」とは、特定の保険会社に所属しないFPのことです。
保険ショップ |
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独立系FP |
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基本から相談したいときにFP保険相談を、入りたい保険がだいたい決まっていて、商品選びをしたいときは保険ショップをお勧めします。
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