オリックス生命のがん保険『がん保険Believe(ビリーブ)』
オリックス生命のがん保険『がん保険Believe(ビリーブ)』を、徹底分析しました。
オリックス生命は、金融サービスを多角的に展開しているオリックスグループの生命保険会社です。
オリックス生命は2つのがん保険を販売していますが、このページではオリックス生命のがん保険『がん保険ビリーブ』を解説します。
『がん保険Believe(ビリーブ)』の保障内容
このがん保険の仕組みを図にすると、次のようになります。
『がん保険ビリーブ』はお勧めできる?
通院での治療が増加
がんの治療法の進歩により、通院で治療を受ける確率が上昇しています。下のグラフは、厚生労働省『患者調査(令和2年)』での、がんの通院患者と入院患者の割合を表しています。
仮に、入院患者の全員が退院後に通院するとしても、通院患者の62%から入院患者の38%をひいた、24%は通院だけで治療を受けていることになります。
次のグラフは、2008年以降の、入院患者数・通院患者数の推移です。ちなみに、厚生労働省『患者調査』は3年毎の実施です。
がんの三大治療は、手術、放射線治療、抗がん剤治療の3つですが、このうち放射線治療と抗がん剤治療は、通院でおこなわれることが多いようです。
入院にかたより過ぎでは?
上のような実態を考えると、『がん保険ビリーブ』の保障内容は、かなり入院重視に見えます。この商品の主契約とがん通院給付金が使える場面を下表に整理しました。
給付金 | 入院前の 通院 |
退院後の 通院 |
通院のみ |
---|---|---|---|
がん初回診断一時金 | ○ | ○ | ○ |
がん治療給付金 | |||
がん入院給付金 | |||
がん手術給付金 | △ | ||
がん退院一時金 | △ | ||
がん通院給付金 | △ | △ |
△は、条件付き(日数、期間、治療法など)の保障です。
まとまった出費になりやすいのは通院より入院です。ですから、『がん保険ビリーブ』の入院重視のコンセプトがまちがっているとは言えません。
ただ、それだったら、もっと保障内容をスッキリさせて、保険料を安くしてほしいです。
ライバル商品に比べて通院治療への対応が薄いです。だからと言って、保険料が目に見えて安くはありません。
他にもっと使いやすくて、コストパフォーマンスの良い商品があります。
候補に加えたい、経年劣化しにくくて、コスパがいいがん保険
詳しい保障内容やお勧めプランは、各商品の解説ページにあります。
『勇気のお守り』(がん診断給付型) |
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『&LIFE ガン保険Sセレクト』 |
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お勧め商品は、次の2つの要件を充たしています。
- 保障が経年劣化しにくい。
- 保険料設定が手頃で、プラン設計の自由度が高い。
保険のプロに相談するなら、中立性が高く、商品を比較できるところを選びましよう。
わかりにくい保険だからこそ、中立な立場で助言してくれるプロに相談したいです。
保険ショップか独立系FP
保険を販売する人たちを、中立性と商品知識の2つの角度から分類したのが下の図です。
お勧めしたいのは、赤い文字の「保険ショップ」または「独立系FP」です。「独立系FP」とは、特定の保険会社に所属しないFPのことです。
保険ショップ |
|
---|---|
独立系FP |
|
基本から相談したいときにFP保険相談を、入りたい保険がだいたい決まっていて、商品選びをしたいときは保険ショップをお勧めします。
お勧めしたい保険のプロはこちら
保険ショップ・チェーンには、凄腕の営業マンだった人が設立した、営業色の強いチェーンが多いです。
そんな中、「保険見直し本舗」は、やみくもに店舗を増やすのではなく、サービスネットワークを丁寧に拡大させています。
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