お勧めできないがん保険

2024年8月20日

保険の中でも、がん保険は商品による違いが大きく、当たりハズレが起こりやすい保険です。

このページでは、がん保険選びのチェックポイントと、お勧めできない商品をご案内しています。

がん保険選びの２つのポイント

以下の２つのいずれかに当てはまるがん保険は、候補から外しておきたいです。

病気を扱う保険は、大なり小なり、保障内容が経年劣化します。

なぜなら、病気そのものは変化しなくても、その治療法や健康保険制度は変化するからです。とくに、がんは日本人の死因No.1だけに、医療技術の進歩が盛んです。

ただし、経年劣化のしやすさは、商品よって差があります。経年劣化しやすいのは、次のようながん保険です。

主契約の中に、○○治療給付金という名称が３つ以上あったら、おそらく経年劣化しやすいがん保険です。

ただし、これら以外の給付金があっても、付けるか外すかを選択できる商品であれば、安全です。

少し細かくなりますが、給付金にはそれぞれ支払条件があって、「ご契約のしおり」「約款」に列記されています。

ダメながん保険の場合、支払条件の中に「所定の〜」という表現が何度も登場します。

具体的な治療内容や費用は、がんの種類やステージ（症状の重さ）などによって、大きく異なるようです。

そのため、治療にかかる費用のすべてを、がん保険でカバー出来るとは限りません。がん保険に入ったとしても、それとは別に、治療に回せる資金を確保しておきたいです。

それには、次の２つの要件を充たすがん保険を選びたいです。

候補から外したいのは、次の要件のいずれかに当てはまるがん保険です。

具体的には、次の商品に注意してください。

詳しい保障内容やお勧めプランは、各商品の解説ページにあります。

『マイ･セラピー』	主契約が治療給付金更新型なので、期間限定の保障を必要とする人向け詳しい解説ページ
『「生きる」を創るがん保険 WINGS』	主契約が治療給付金を多く含むプラン設計の自由度が低い詳しい解説ページ
『がん保険Believe（ビリーブ）』	保障内容にかたよりがあるコストパフォーマンスが低い詳しい解説ページ
『がん保険』『終身がん保険』	保障内容にかたよりがあるプラン設計の自由度が低いコストパフォーマンスが低い詳しい解説ページ
『終身ガン治療保険プレミアムZ』	主契約が治療給付金保障内容に過度のかたより詳しい解説ページ
『あんしんがん治療保険』	主契約が治療給付金詳しい解説ページ
『なないろがん治療保険･極』	主契約が治療給付金詳しい解説ページ
『ガードネクスト』	主契約が治療給付金詳しい解説ページ
『メディフィットがん保険』	主契約が治療給付金プラン設計の自由度が低い詳しい解説ページ
『メディフィットがん保険』	主契約が治療給付金詳しい解説ページ

わかりにくい保険だからこそ、中立な立場で助言してくれるプロに相談したいです。

保険を販売する人たちを、中立性と商品知識の２つの角度から分類したのが下の図です。

お勧めしたいのは、赤い文字の「保険ショップ」または「独立系FP」です。「独立系FP」とは、特定の保険会社に所属しないFPのことです。

保険ショップ	取り扱う保険会社数がもっとも多く、中立性は高い。各社の商品についてよく知っているが、保険･家計の知識は店舗による。
独立系FP	複数の保険会社の商品を取り扱っており、中立性は高い。各社の商品についてよく知っており、保険･家計の知識もある。

基本から相談したいときにFP保険相談を、入りたい保険がだいたい決まっていて、商品選びをしたいときは保険ショップをお勧めします。

保険ショップ･チェーンには、凄腕の営業マンだった人が設立した、営業色の強いチェーンが多いです。

そんな中、「保険見直し本舗」は、やみくもに店舗を増やすのではなく、サービスネットワークを丁寧に拡大させています。

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