アフラック『医療保険 レディース EVER Prime』
アフラックの医療保険『医療保険 レディース EVER Prime』を、徹底分析しました。
アフラックは、2022年3月末時点の契約者数が1,473万人で、医療保険とがん保険では国内No.1です。
そんなアフラックの女性向け医療保険『医療保険 レディース EVER Prime』を解説します。
なお、この商品は、男女共用の『医療保険 EVER Prime』に、女性向けの機能を追加しています。
このページでは、その女性向けの機能を重点的に解説します。それ以外の機能は、お手数ですが『医療保険 EVER Prime』をご覧ください。
『医療保険 レディース EVER Prime』の、女性専用の機能について解説します。
『医療保険 レディース EVER Prime』の概要
この医療保険の仕組みを図にすると、次のようになります。
男女共用の『医療保険 EVER Prime』との違いは、女性疾病入院給付金の有無です。
男女共用の『医療保険 EVER Prime』にも女性疾病入院特約が用意されています。
この特約を付けると、『医療保険 レディース EVER Prime』と同じ保障になります。
女性疾病入院給付金は必要か?
所定の病気で入院したときに、主契約の入院給付金に加えて、女性疾病入院給付金を受け取ることが(=入院給付金を倍増)できます。
どんな病気が対象かというと・・・
女性特有の病気 |
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女性がかかりやすい病気 |
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がん、上皮内がん |
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女性疾病入院給付金以外の保障については、お手数ですが『医療保険 EVER Prime』をご覧ください。
『医療保険 レディース EVER Prime』をお勧めできない理由はこちらです。
上で名前があがった病気は、健康を管理するうえで、女性に気をつけていただきたい病気です。
しかし、だからと言って、高い保険料を払って給付金を厚くする必要があるとは限りません。
健康管理の重要性と保険の内容とは、別のジャンルの話題です。
高額療養費制度がある
公的医療保険(いわゆる健康保険)に入っていれば、高額療養費制度を利用できます。
この制度を使うと、月ごとの医療費自己負担を、収入に応じて抑えることができます。
ですから、女性疾病入院給付金が必要になるとは限りません。
入院給付金の金額は入院日数で決まるので、短期入院だと少なくなりすぎる危険があります。
とくに、日額5,000円で入院期間が10日以内だと、足りなくなるリスクは高いです。
ただし、入院期間が短ければ治療費の総額も安くなるので、預貯金などでカバーしやすいです。
警戒すべきは長期化しやすい病気
高額療養費制度を使えば、1回あたりの治療費を低くおさえられますが、それでも治療が長期化すると自己負担額はかさみます。
つまり、警戒すべきは長期化しやすい(入院期間が2ヶ月を超える)病気です。
しかし、この保険の約款を見ると、『医療保険 レディース EVER Prime』で手厚く保障される病気の大半は、長期化しにくい病気です。
手厚くするなら、入院長期化に備える
高額療養費制度を使っても、入院が長期化すると自己負担はかさみます。
また、医療保険の入院給付金は、1入院あたり60日までとなっていることが多いです。
これらを踏まえると、入院保障を強化するなら、男女に関係なく、60日を超える入院をもカバーできるようにすることが先決です。
であれば、男女共用の『医療保険 EVER Prime』に加入して、1入院あたりの日数制限を120日型に拡張する方が効果的です。
男女共用の『医療保険 EVER Prime』にも気になるところがあります。他社商品を含めて比較してください。
手厚い入院保障をご希望なら、『医療保険 レディース EVER Prime』に入るより、『医療保険 EVER Prime』に120日型で加入する方が効果的です。
しかし、『医療保険 EVER Prime』にも、気になるところがあります。ついつい必要性が低い保障に入ってしまう危険があります。
詳しいことは、以下のページで解説しています。