メットライフ生命の医療保険を徹底解説
メットライフ生命は、医療保険、がん保険の分野では、国内での有力ブランドです。
メットライフ生命は、米国最大の生命保険会社メットライフの日本法人です。
メットライフ生命の名称で営業開始したのは、2014年からとごく最近です。ただし、それまでに何度か社名変更を繰り返しています。
元をたどっていくと、1970年代にまでさかのぼります。
それだけに、日本での実績は積み重ねられています。医療保険、がん保険のような医療関係の分野では、2016年度の決算において、国内第7位の売上でした。
下のグラフは、上位7社の、医療関連の保険分野での、過去4年間の売上高(新契約年換算保険料)です。

7位という順位は良いですが、他社が売り上げを伸ばしている中で、2014年以降急落傾向にあります。ちょっと気になります。
メットライフ生命の、保険会社としての財務力・資金力は、心配なさそう。サービス品質は、大きな期待はできないかも。
保険に加入するときに、商品の内容や保険料と同じく気になるのが、保険会社の経営状況やサービスの品質です。
保険会社としての財務力、資金力は十分
保険会社の経営健全性を評価する基準として、ソルベンシー・マージン比率と格付けが、よく活用されます。
メットライフ生命の成績は、以下のようになっています。
- ソルベンシー・マージン比率・・・870.0%(2016年3月)
- 格付け・・・AA-(スタンダード&プアーズ)
ソルベンシー・マージン比率も、格付けも、十分に高い数字です。現時点で、メットライフ生命の経営状況について、心配することはなさそうです。
サービスの品質には、心配な材料あり
このサイトでは、保険会社のサービス品質を比べる手段として、生命保険協会発表の苦情件数と、中立的な調査機関による客観性の高い口コミ情報を重視しています。
というわけで、各ランキングでのメットライフ生命の順位をご覧いただきましょう。
苦情の発生率の低さ (生命保険協会) |
全41社中、34位(34番目に低い)。 |
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満足度調査 (J.D.パワー) |
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苦情の発生率は、かなり高いです。苦情の内訳を調べると、保全関係(契約内容の変更など)が最も多く、次いで保険金の支払い関係が多いです。
そのことを理由に候補から外すほど悪くはありませんが(かんぽ生命や三井生命も同じくらい)、頭には置いておきたいです。
一方、満足度調査の結果は、三部門とも高評価です。とても安心できそうな順位になっています。
苦情の発生率にも満足度調査にも、それぞれ限界があります。今回のように、矛盾する結果が出ることはあります。
どちらが正しいかを考えるより、片方に悪い結果が出ていれば、そのことを用心しましょう。
メットライフ生命は3タイプの医療保険を販売しています。それぞれの医療保険について、詳しくご案内します。
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