メディケア生命の医療保険を徹底解説
メディケア生命は、国内大手の住友生命が100%出資する戦略的子会社。業績は低空飛行だが、これからには期待できそう。
営業開始は2010年という、とても若い会社です。生命保険は契約期間の長い商品なので、こんなに若い会社だと、契約の保全や保険金の支払いについて、十分な経験を積めていないはず。
しかし、メディケア生命は、国内大手生保の一つ、住友生命が100%出資する関連会社です。心配しすぎることはないでしょう。

ちなみに、生命保険会社の売上高を示す新契約高では、メディケア生命の実績は、業界の最底辺レベルです。
グラフは、2010年度~2014年度までの新契約高です。
金額が他社より低い上に、年々売り上げが増えている・・・と言える状況でもありません。
もともと、メディケア生命は、住友生命と三井生命が、共同出資して設立した会社です。しかし、設立後数年で、三井生命は株主から抜けてしまいました。
そんなゴタゴタも影響しているのかもしれません。
現在は住友生命の100%子会社となり、保険ショップ、ネット販売などの販売ルートにおける、戦略的な子会社という立場がハッキリしています。
今後には期待できそうです。
実際のところ、以下でご案内するように、企業を評価する専門家集団である格付け会社は、メディケア生命を、期待できる保険会社として、高く評価しています。
メディケア生命の、保険会社としての財務力・資金力は、心配なさそう。サービス品質も期待できそうです。
保険に加入するときに、商品の内容や保険料と同じく気になるのが、保険会社の経営状況やサービスの品質です。
保険会社としての財務力、資金力は十分
保険会社の経営健全性を評価する基準として、ソルベンシー・マージン比率と格付けが、よく活用されます。
メディケア生命の成績は、以下のようになっています。
- ソルベンシー・マージン比率・・・3,863.6%(2016年3月)
- 格付け・・・A+(R&I)
ソルベンシー・マージン比率も、格付けも、十分に高い数字です。
ちなみに、この格付けは住友生命と同じです。メディケア生命単体の格付けというより、住友生命のグループ会社としての評価と言えそうです。
サービスの品質は期待できそう
このサイトでは、保険会社のサービス品質を比べる手段として、生命保険協会発表の苦情件数と、中立的な調査機関による客観性の高い口コミ情報を重視しています。
というわけで、各ランキングでのメディケア生命の順位をご覧いただきましょう。
苦情の発生率の低さ (生命保険協会) |
全41社中、16位(16番目に低い)。 |
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満足度調査 (J.D.パワー) |
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苦情の発生率は、平均より良好です。もっとも、若い会社なので、保険金・給付金の支払いはまだ少ないはず。他の生命保険会社と対等の条件で比較できているわけではありません。
J.D.パワーの顧客満足度調査では、アンケートの回答数が一定の数に達しないと、評価が付きません。
売上の規模が小さいメディケア生命は、三部門とも、必要な回答数が集まらなかったようです。
というわけで、苦情率について、前向きに受け止められる結果はあったものの、全体としては未知数というしかありません。
ただ、住友生命と同程度のサービス品質を期待しても良い、と思われます。
メディケア生命は3タイプの医療保険を販売しています。それぞれの医療保険について、詳しくご案内します。
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