いい保険会社、危ない保険会社

いい保険会社、危ない保険会社

いい保険会社、危ない保険会社を判定するために、3つの判断基準を採用しています。いずれも、客観性・信頼性の高い基準です。

保険会社の現状を判断する基準にはいろいろありますが、このサイトでは次の3点に注目しています。

苦情件数(苦情発生率)を見れば、顧客対応の品質や顧客満足度が分かります。

業界団体である生命保険協会が、各社が受け付けた苦情件数と、協会が受け付けた苦情件数を公表しています。

それをもとに、会社ごとに苦情発生率(保有している契約件数に対する、苦情件数の割合)を算出し、比較しました。

以下が苦情ワーストランキング上位15社です。

  1. カーディフ生命
  2. アクサダイレクト生命
  3. ニッセイ・ウェルス生命
  4. はなさく生命
  5. マニュライフ生命
  6. SBI生命
  7. 大樹生命
  8. みどり生命
  9. T&Dフィナンシャル生命
  10. ネオファースト生命
  11. クレディ・アグリコル生命
  12. 楽天生命
  13. オリックス生命
  14. アクサ生命
  15. かんぽ生命

詳しくは苦情発生率ワーストランキングで説明しています。

解約失効率(保険を止める人の割合)を見れば、保険会社や商品に対する顧客満足度がわかります。

生命保険各社は、毎年度解約失効率(保有している契約における、解約失効の割合)を公表しています。

解約は生命保険契約を打ち切ること、失効は生命保険契約が無効になって(保険料未払い等)、そのまま消滅することを指します。

そこで、公表されている数値を集計して、生命保険会社の解約失効ワーストランキングを作成しました。

  1. 三井住友海上プライマリー生命
  2. はなさく生命
  3. エヌエヌ生命
  4. マニュライフ生命
  5. ニッセイ・ウェルス生命
  6. 楽天生命
  7. 第一フロンティア生命
  8. メディケア生命
  9. みどり生命
  10. プルデンシャル生命
  11. アクサダイレクト生命
  12. 大同生命
  13. チューリッヒ生命
  14. 太陽生命
  15. SBI生命
  16. オリックス生命
  17. 東京海上日動あんしん生命

詳しくは解約失効率ワーストランキングで説明しています。

保険料等収入が大幅に減っている生命保険会社は、商品やサービスに不安があります。もちろん将来性も心配です。

生命保険各社は、毎年度保険料等収入を公表しています。生命保険会社の収入源はいくつかありますが、保険料等収入こそ本業での収入であり、金額の面で最大です。

そこで、公表されている数値をもとに、保険料等収入増減ワーストランキングを作成しました。

上位ほど、本業の落ち込みが激しい保険会社です。

  1. 大樹生命
  2. 第一フロンティア生命
  3. かんぽ生命
  4. ジブラルタ生命
  5. メットライフ生命
  6. 三井住友海上プライマリー生命
  7. マニュライフ生命
  8. 明治安田生命
  9. 太陽生命
  10. ネオファースト生命
  11. 日本生命
  12. エヌエヌ生命

詳しくは保険料等収入増減ワーストランキングで説明しています。

3つのワーストランキングの結果を踏まえて、とくにご注意いただきたい生命保険会社をピックアップしました。

上で3つのワーストランキングをご案内しましたが、2つ以上のランキングに名前があがった保険会社を一覧にしました。50音順です。

  • アクサダイレクト生命
  • SBI生命
  • エヌエヌ生命
  • オリックス生命
  • かんぽ生命
  • 第一フロンティア生命
  • 大樹生命
  • 太陽生命
  • ニッセイ・ウェルス生命
  • ネオファースト生命
  • マニュライフ生命
  • 三井住友海上プライマリー生命
  • みどり生命
  • 楽天生命

はなさく生命は2回ランキングに登場していますが、営業開始が2019年と実績が浅すぎるので、保留しました。

保険は、何十年と続ける可能性があります。まちがった選択をしないよう、専門家を活用しましょう。

生命保険を検討するときに、保険会社の選定から始めるのは、おすすめできません。

というのは、生命保険はすべてオーダーメイド(一人一人に合わせて保障プランが設計される)だからです。

以下の順番に検討を進めて、ステップの2または3で、このページの情報をご活用いただければ幸いです。

自分にとって必要な保障 を判断する。 保障内容、予算など、 条件に合う複数の商品 で見積もりをする。 見積もりを比較して、 ベストな商品を選ぶ。

この手順でスムーズに検討を進めるには、家計や商品知識が豊富な保険のプロの力を借りたいです。

保険のプロに相談するなら、中立性が高く、商品を比較できることを重視してください。

保険は、入る前に試すことができませんし、入っても実際に使うのは数十年後です。そのため、自分に合っていない保険に加入しても、そのまま気がつかない危険があります。

検討にあたって、保険のプロに相談したいです。

ただし、商品知識があるのは当然として、中立な立場で保険会社についても助言してくれるプロが望ましいです。

保険ショップか独立系FP

保険を販売する人たちを、中立性と商品知識の2つの角度から分類したのが下の図です。ただし、一般論なので、例外はあります。

商品知識 保険ショップ 独立系FP 銀行窓口 一般の保険代理店 保険会社の直営 店または営業

ここでの「保険ショップ」は、全国チェーンかそれに近い規模のものを指します。それ以外は「一般の保険代理店」です。

下にポイントを整理しました

保険ショップ
  • 取り扱う保険会社数がもっとも多く、中立性は高い。
  • 各社の商品についてよく知っているが、保険・家計の知識は店舗による。
独立系FP
  • 複数の保険会社の商品を取り扱うので、中立性はそこそこ高い。
  • 各社の商品についてよく知っており、保険・家計の知識もある。
銀行窓口
  • 複数の保険会社の商品を取り扱うが、かたよっていることが多い。
  • 貯蓄型保険は詳しいが、保障型商品の知識は怪しい。
一般の保険代理店
  • 取り扱う保険会社数が少ないことが多く、それだけかたよりやすい。
  • 取り扱っていない有力な商品の知識が弱い。
保険会社の
直営店・営業社員
  • 自社または提携する他社の商品しか扱わないので、もっとも中立性を欠く。
  • 保険・家計の知識はあるが、商品知識は自社商品中心。

担当の人が公正な人柄で、勉強熱心であっても、こちらに勧めてくるのは自分が販売できる商品です。結局はかたよってしまいます。

また、販売できない商品については、保障プラン設計や見積作成の機会がないので、商品知識が深まりません。

できるだけ多くの保険会社の商品を取り扱えるプロに相談するのが無難です。

お勧めしたい保険ショップ

保険ショップ・チェーンには、凄腕の営業マンだった人が設立した、営業色の強いチェーンが多いです。

そんな中、「保険見直し本舗」は、やみくもに店舗を増やすのではなく、サービスネットワークを丁寧に拡大させています。

FPを無料で紹介するサービス

家計のプロを認定する公共性の高い資格が、FP技能士(国家資格)やAFP、CFPです。

そして、そんな家計のプロを無料で紹介してくれるのが、FP紹介サービスです。

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