解約失効率ワーストランキング
解約失効率を見れば、保険会社や商品に対する顧客満足度がわかります。
生命保険各社は、毎年度解約失効率(保有している契約における、解約失効の割合)を公表しています。
解約は生命保険契約を打ち切ること、失効は生命保険契約が無効になって(保険料未払い等)、そのまま消滅することを指します。
つまり、いったんは気に入って加入したものの、続ける意欲が無くなった人の割合が解約失効率です。
言い換えると、解約失効率は、加入者の顧客満足度を表す、生のデータと言えます。
そこで、公表されている解約失効率を集計して、生命保険会社のランキングを作成しました。

2019年度の生命保険各社決算データにもとづく、2020年度版解約失効ワーストランキングをご覧ください。
個人保険の解約失効率の業界平均(5.18%)を1.0として、解約・失効が1.3以上の保険会社をランキングにしました。
下表で解約失効率が2.0なら、解約失効が業界平均の2倍発生していることを示します。
【解約失効ワーストランキング】
順位 | 会社名 | 解約 失効率 |
---|---|---|
1位 | エヌエヌ生命※ | 2.5 |
2位 | 楽天生命 | 2.5 |
3位 | マニュライフ生命※ | 2.2 |
4位 | ニッセイ・ウェルス生命※ | 2.2 |
5位 | カーディフ生命※ | 1.9 |
6位 | SBI生命 | 1.8 |
7位 | みどり生命 | 1.5 |
8位 | メディケア生命 | 1.5 |
9位 | アクサダイレクト生命 | 1.4 |
10位 | プルデンシャル生命 | 1.4 |
11位 | 大同生命※ | 1.4 |
12位 | オリックス生命 | 1.4 |
13位 | 太陽生命 | 1.3 |
※印の会社は、特定のジャンルに特化している保険会社です。エヌエヌ生命、大同生命、マニュライフ生命は法人向け保険、カーディフ生命は住宅ローン保険、その他は変額保険・外貨建て保険のような投資性の保険に特化しています。
かんぽ生命、日本生命、明治安田生命、第一生命、住友生命のような大手生保の名前はありませんね。
そういう会社の方が、アフターサービスがしっかりしているのでしょうか?
大手生保の方が歴史が長いので、すでに保険料払込期間が終わっている加入者の比率が高いです。
そういう方々は保険を解約しにくいので、その分大手生保の方が有利と言えます。
3つの基準で選定したおすすめの生命保険会社は、こちらをご覧ください。
このサイトでは、「苦情発生率」「解約失効率」「新規契約率」の3つを基準に、いい保険会社、危ない保険会社を判定しています。
それぞれのワーストランキングは、以下のリンクからご覧いただくことができます。
また、3つの基準をクリアした良い生命保険会社は、おすすめの生命保険会社でご案内しています。