チューリッヒ生命『終身医療保険プレミアムDX』のお勧めプランと競合商品

チューリッヒ生命『終身医療保険プレミアムDX』のお勧めプランと競合商品

チューリッヒ生命『終身医療保険プレミアムDX』らしさが光る、おすすめの保障プランは、こちらです。

チューリッヒ生命『終身医療保険プレミアムDX』は、他社にない、思い切った仕組みの医療保険です。その意味で、刺激的な医療保険です。
しかし、実際に加入するとなると、注意が必要です。

1入院30日間までの保障は、保険料をグッと安くできます。しかし、30日間までの保障にはリスクがあります。

逆に、7大疾病延長入院特約、ストレス性疾病延長入院特約、ストレス性疾病保障付就業不能保障特約あたりを付けると、最強レベルの入院保障になりますが、保険料はかなり高くなります。

安いプランにせよ、充実プランにせよ、メリットとデメリットが強いので、他社商品と見比べるなどして、よく理解したうえで選びましょう。

とにかく保険料を安くする

チューリッヒ生命『終身医療保険プレミアムDX』は、他社にはない、1入院あたり30日間までの保障、という設定が可能です。この設定にすると、保険料を他社より低く抑えることができます。

しかし、厚生労働省『患者調査』(平成26年)によると、入院の15~16%は30日を超えます。保険料が安いからといって、30日型にするのは心配です。

そこで、あえて『終身医療保険プレミアムDX』らしさを無視して、業界標準の60日型をお勧めします。
この医療保険は、60日型にしても、他社に対して、価格競争力があります。

下表は、入院保障を60日型5,000円にしたときの、それぞれの年齢の女性の月払い保険料です。

30歳 40歳 50歳
チューリッヒ生命 1,455 1,665 2,230
アフラック 1,560 1,875 2,675
FWD生命 1,315 1,620 2,235
オリックス生命 1,707 2,022 2,772
メットライフ生命 1,525 1,850 2,490
メディケア生命 1,450 1,790 2,460

チューリッヒ生命とFWD生命が安さを競っています。FWD生命がやや優位なようですが、チューリッヒ生命も健闘しています。

ちなみに、FWD生命だけは、手術給付金を主契約から取り外すことができます。ここでは、手術給付金を付けて見積もりしました。手術給付金を外すと、FWD生命がもっとも安くなります。

ただ、手術給付金は、短期の入院のときには重宝するので、どちらかと言えば、外したくないです・・・

入院保障を充実させる

チューリッヒ生命『終身医療保険プレミアムDX』には、長期入院への対策として、7大疾病延長入院特約ストレス性疾病延長入院特約の、2つの強力な特約が用意されています。

7大疾病延長入院特約は、七大生活習慣病による入院なら日数無制限に保障してもらえます。ストレス性疾病延長入院特約は、他社では見かけない特約で、統合失調症やうつ病などのストレス性疾病による入院を、365日間まで保障してくれます。

長期入院のための特約を付けたときの、各社の保険料を比較しましょう。

30歳 40歳 50歳
チューリッヒ生命 2,127 2,602 3,582
アフラック 1,689 2,089 2,984
FWD生命 1,537 1,892 2,587
オリックス生命 1,707 2,022 2,772
メットライフ生命 1,872 2,327 3,142
メディケア生命 1,490 1,855 2,565

チューリッヒ生命『終身医療保険プレミアムDX』は、1入院30日間までの保障(保険料の安いプラン)で、保険料を見積もりました。
それでも、他社と比べて、保険料はかなり高く感じられます。

三大疾病・七大生活習慣病の保障される入院日数が延長になるうえに、ストレス性疾病による入院まで保障されます。他社より、あきらかに保障は充実しているので、割高(保障内容のわりに高額)ということはありません。

チューリッヒ生命『終身医療保険プレミアムDX』を検討するときに、比較したい競合の医療保険を、ご案内します。

医療保険を選ぶときに、重視するポイント別に、比較したい競合の医療保険を上げていきます。

なお、伝統的な国内生保の医療保険は、あまりにも保険料が高いので(1.5~2倍)、カタカナ生保・損保系生保にしぼって、競合商品をピックアップしました。

保険料の安さなら

保障を少々薄くしてでも保険料を抑えたい、という人にとって、チューリッヒ生命『終身医療保険プレミアムDX』は、候補の一つになりうる商品です。

検討にあたって、以下の医療保険も比較の対象に含めることを、お勧めします。

  • FWD生命『FWD医療』
  • SOMPOひまわり生命『健康のお守り』

FWD生命『FWD医療』は、とことん保障をシンプルにできる医療保険です。手術給付金でさえ取り外して、入院給付金のみの保障にすることができます。それだけ保険料を下げられます。
「とにかく保険料を安く」ということでは、有力な存在です。

60日型の入院保障で手術給付金も付いた標準的な保障内容で、保険料を抑えるなら、SOMPOひまわり生命『健康のお守り』も候補に加えたいです。
ただし、保険料の最低金額が高いので、シンプルな保障内容にすると、若いうち(30代中ごろまで?)はそんなに安くできません。

特約の品ぞろえの充実なら

チューリッヒ生命『終身医療保険プレミアムDX』は、特約の数こそ多くありませんが、それぞれ手厚い保障内容です。

中でも、統合失調症やうつ病などのストレス性疾病への対策は、他社を寄せ付けません。

もちろん、三大疾病・七大生活習慣病にも手厚いです。ただし、こちらについては、他社にも充実した医療保険があります。

  • アフラック『医療保険EVER Prime』
  • SOMPOひまわり生命『健康のお守り』
  • 東京海上日動あんしん生命『メディカルKit NEO』
  • 三井住友海上あいおい生命『&LIFE 新医療保険Aプレミア』

アフラック『医療保険EVER Prime』は、短期入院に手厚くて、さらに8つの特約が用意されています。
注目は三大疾病無制限型長期入院特約です。三大疾病による入院は日数無制限で、それ以外の入院は365日間まで保障してくれます。
ということは、ストレス性疾病による入院でも、チューリッヒ生命と同じく365日間までの入院保障があります。

SOMPOひまわり生命『健康のお守り』は19個もの特約を用意しています。シンプルで安価な保障から、手厚い保障まで、幅広くニーズに応えられます。保障内容の重複する特約が多いので、まぎらわしさはありますが・・・

東京海上日動あんしん生命『メディカルKit NEO』は11個の特約を用意しています。その組み合わせ方によって、かなりの自由設計が可能になっています。

三井住友海上あいおい生命『&LIFE 新医療保険Aプレミア』は、5日以内の短期入院に手厚くなっています。特則を付加して、10日以内に拡張できます。また、放射線治療に加えて、集中治療でも手術給付金と同額が出ます。さらに10個の特約が用意されています。

医療保険は、競合する商品が多く、保険料は接近しています。しっかりと比較して選びましょう。

ご覧いただいたように、医療保険は、競合する商品が多く、保険料は接近しています。限られた商品の中から気に入ったものを選ぶ、という決め方では、ご自分に最適な商品を見逃してしまう危険があります。

保険料の差が接近しているので、見積もりの条件(性別、年齢)や保障内容によって、割安感の優劣は入れかわってしまいます。
しっかりと比較して選びましょう。

複数の主要な医療保険の見積もりを集めて、保障内容などの条件をそろえて比較するのは、かなりやっかいです。

主だった保険商品の見積もりを集めるだけで時間と労力がかかります。さらに、条件を合わせて比較しようとしても、専門用語を誤解したり、細かな違いを見落としたりと、失敗する危険があります。

保険の専門家を上手に活用することをオススメします。そのための手軽で安心な方法は、
賢い生命保険の入り方
をご覧ください。